事例研究:KnowledgePool ONLINE
written in 1999.2.1
労働省発表の「平成10年度労働力調査」によれば国内の就業・失業情勢は、就業者数が減少し、完全失業者数が4%を超える水準で推移するなど今までにない大変厳しい状況に追い込まれている。しかし、その中でも着実に成長している有望な芽も存在している。下記のデータは職業別就業者数の時系列推移を表したものだが「専門技術職」の伸びが突出していることがわかる。
<職業別就業者数の推移>
専門技術職 管理職 販売職 技能製造職
平成元年 665万人 235万人 937万人 1687万人
平成6年 778万人 235万人 943万人 1715万人
平成10年 844万人 222万人 928万人 1634万人
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増減率 32.9%増 5.5%減 0.9%減 3.1%減
(※平成10年度労働力調査を元に作成)
■労働力調査 平成10年結果(労働省)
専門技術職の中でも特に需要が大きいのがコンピュータ関連技術者である。IT(情報技術-information technology )市場は年率8〜10%で成長していることから、増加していく仕事量の中で有能なIT技術者が全体的に不足傾向にあり、売上を拡大している同業界の成功企業にとっては人材確保が大きな悩みの種となっている。
つまり高度な知識・スキルを持つIT技術者であれば今の状況で転職を希望しても求人倍率はかなり高い。この売り手市場を更に有意義に活用して起業を目指すならば「IT技術者集団」を作り人材派遣ならびに職業紹介事業を展開することも悪くないが、売り手市場であるが故に、良い人材を大量に確保することは難しい。
そこで注目しておきたいのが「ITトレーニング事業」である。大企業にとっては自社情報システムの拡張に合わせてIT技術者を社内育成していく必要があるが、技術進歩の激しい業界だけに外部のITトレーニング専門業者と提携して定期的に最新ノウハウを社員達に学ばせることが不可欠となる。
●ITトレーニングの種類
●進化するトレーニングの方法
●注目していおきたいオンライン・ラーニング
<この記事の完全情報 URL>
https://www.jnews.com/mem/back/detail/1999/199902/19990201_1.html
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