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Written in 1998.6.26
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HTMLやPDFファイルの普及によりインターネット上でデジタル化された本を買うという行為が日常化するかもしれない。もちろん紙媒体の本がなるなるとは考えにくいが今までの書籍の不便さを保管する形でデジタル書籍が定着していく筋書きは意外と早く訪れるかもしれない。
通常の出版会社を作ろうとすれば相当の覚悟と資金が必要だがオンライン出版会社であるならば誰でも簡単に立ち上げることが可能であることに気付いてもらいたい。考えてみればメールマガジンを運営している人達はオンライン出版の先駆けでもあるが、他人の著作物を預かり、それを上手にプロデュースすることが付加されるようになれば「出版社」としての機能が作用することになる。
「読みやすさ」という点ではデジタルは紙に劣るものの、文中のキーワードを瞬時に探し出すことができる「検索機能」は紙書籍にはない長所である。またデジタルならば本の収納スペースに悩まなくても良いの大きな魅力だ。最初に紙書籍で読んで、気に入ったものだけを蔵書用としてデジタルで購入するといったパターンも将来的には普及するのだろう。
このオンライン出版社という新しい形態のビジネスだが既に米国では事例研究すべきサイトが立ち上がっている。ここにアクセスしてみることで、この種のビジネスの輪郭が掴めるはずだ。
●オンライン出版社の仕組み
●デジタル書籍と著作権について
●オンライン出版・利益構造でのメリット
●オンライン出版にある双方向性メリット
<この記事の完全情報 URL>
https://www.jnews.com/mem/back/detail/1998/199806/19980626@2.html
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