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Written in 1999.1.28
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EC(電子商取引)が活発化することにより成長が期待される隣接分野はたくさんある。例えば電子決済技術や商品データベース開発もその中の一部で、既に関連業界内の企業はデファクトスタンダードを目指した新機能やサービスの開発に急ピッチで取り組んでいる。
そんなECが押し上げる有望分野の中で、最新動向が飛び交うことも少なく地味に成長しているのが「物流業界」である。米国ではインターネット上の電子商取引により1年間(98年)で2億4千万個の荷物が動いたと言われるが、これらを実際にで運んでいるのは片手で数えられる数の大手物流業者に過ぎない。
インターネットの技術進歩によりどんなに情報伝達速度が速くなっても「モノ」だけはトラックや飛行機で運ばなければ顧客の元に届かないだけに電子商取引の拡大が物流業界にもたらす市場は莫大だ。
最近では荷物追跡サービスにより物流会社のWebページから配送伝票の番号を入力すれば自分の荷物が現在何処にあるのかを確認することができ便利にはなったものの、「商品注文→決済→物流」までの処理がネット上で完全な状態とは言い難い。注文機能、決済機能に関しては新しいアイディアやサービスがたくさん登場して内容も日々充実しているが、配送処理に関しては進歩の速度がまだまだ遅い。物流分野のポータルサイトの座は今のところ空席だ。
●物流機能で勝負するWebサービス(米国事例)
●オンライン商品発送支援サービスの仕組み
●オンライン物流ビジネスの採算性
<この記事の完全情報 URL>
https://www.jnews.com/mem/back/detail/1999/199901/19990128_2.html
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