常駐型フリーランスは、クライアント企業からプロジェクト単位の仕事を受注した後、クライアントのオフィスに出勤(客先常駐)する働き方として、プログラマーやデザイナーを中心に広がりはじめているJNEWSについてトップページ
安定収入と自由を両立させる常駐フリーランスの働き方

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JNEWS会員配信日 2019/9/4

 会社に雇用されたサラリーマンは、毎月の収入(月給)は保証されるが、決められた勤務体系の中で働く必要がある。一方、フリーランスは自分の都合に合わせて、働く時間や日数を決められるのが利点だが、収入は不安定になりがちだ。そこで、サラリーマンとフリーランスの良いところ取りをした、「常駐型フリーランス」という働き方が、システムエンジニアやデザイナーを中心として、日本でも人気化しはじめている。

常駐型フリーランスは、クライアント企業からプロジェクト単位の仕事を受注した後、クライアントのオフィスに出勤(客先常駐)をして、社員と共に働きながらプロジェクトを完結させるスタイルである。オフィスに常駐する点では、契約社員と似ているが、時給・日給単位の給与体系ではないため、スキルの高いフリーランスであれば、短期で高額報酬を得ることも可能である。

クライアントと常駐フリーランスとの関係は、長期的な契約(または契約期間が定められていない)になっているケースが多いため、単発に受発注される仕事とは異なり、数年にわたり継続することもある。

クラウドワークスが運営する「クラウドテック」は、フリーランスの中でも、高度人材を対象にした仕事を専門に紹介するサイトで、プログラマー、デザイナー、ライターなどの求人案件を中心に掲載している。

仕事の内容やスキルレベルによって報酬額は異なるが、クライアントから需要が高い、システムエンジニアやプログラマー向けには、週5日間の稼働(出勤)で、月額60~90万円のシステム開発案件も500件以上掲載されている。その8割以上は、クライアントのオフィスに出勤する客先常駐の条件だが、開発の途中からはリモートワーク(在宅勤務)が一部認められるケースもある。

また、週5日間の出勤が、自分のスタイルに合わない場合には、週3~4日の勤務を交渉することも、案件によっても可能だ。たとえば、週5日稼働(月間20日)で60万円の報酬条件で提示される仕事は、1日あたりの単価は3万円となるため、週3日稼働(月間12日)ならば月額報酬は36万円になる。

常駐フリーランスを仲介する国内の業者(フリーランスエージェント)は、クラウドテックの他にも、Midworksレバテックフリーランステックキャリアフリーランス(テクフリ)ITプロパートナーズなどが登場してきている。これらのプラットフォームでは、クライアントとフリーランスとの仲介をすることで10~20%のマージンを取るビジネスモデルになっている。

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