好きなことを副業にするサイドハッスルの着眼点
JNEWS会員配信日 2017/2/17
米国では、自分が興味関心のある分野で、楽しみながら副収入を稼ぐことが「サイドハッスル」として流行っている。サイドハッスルに適した仕事の特徴として、以下のような項目が挙げられている。すべてに合致する仕事はないと思うが、この中の幾つかに当てはまることが望ましい。お金のためだけに、嫌いな仕事を続けることは苦痛だが、自分の夢や目標に関連したテーマを見つければ、副業へのモチベーションも変わってくる。
《サイドハッスルに適した仕事の条件》
- 本業の空き時間を臨機応変の活用できる仕事
- 自宅に居ながらできる仕事
- 本業のリスクヘッジとなる収入が見込める仕事
- 自分が強い興味や関心を抱ける仕事
- 自分の経験や得意な能力を高められる仕事
- いまの本職や起業の人脈形成に役立つ仕事
たとえば、飲食業で起業したいという目標がある人にとって、レストランでアルバイトをすることには、時給以上の価値がある。店のスタッフとなることで、給料を貰いながら、飲食店の調理、接客、マーケティングや経営ノウハウを学ぶことができるためである。
本業と並行しながら、毎週決められた時間に働くのが難しいということであれば、フリーランスの立場で関われる仕事を見つけることもできる。店の経営に関心のある人からは、店内の様子や接客態度を覆面調査する「ミステリーショッパー」の仕事が副業として人気だ。
米国には、ミステリーショッパーのオンデマンド人材を採用している調査会社が多数あるため、その中から信頼できる業者に登録をして、指示に従った調査を行う。調査のクライアントは、その店のチェーン本部やオーナー経営者である場合と、ライバル企業の場合がある。
ミステリーショッパーの仕事は、顧客を装いながら店内の調査を行い、スマホのカメラで店内を隠し撮りすることもある。1回の調査にかかる時間は約30分で、報酬相場は7ドル前後。調査の結果に対しては、クライアントからのレビューが付き、高評価の調査員ほど仕事が増えていく仕組みだ。
※米国のミステリーショッパー会社「Market Force Information」
また、交友関係が広く、イベントなどに参加するのが好きな人には「ブランドアンバサダー」という副業が流行っている。これは、新商品を世に広めたい企業の“アンバサダー(広報大使)”となり、自身のSNSやブログで商品を紹介したり、イベントが開催される会場でブランド名が入ったTシャツや衣装を着ながら、試供品などの配布を行うものだ。時給で換算した報酬は約15ドル、1週間で 300~700ドルの収入が期待できる。
ブランド企業では、これまで高いギャラを払って芸能人やセレブを広告塔として起用してきたが、一般人の情報拡散力が高まっていることに着目するようになり、アンバサダーの一般採用プログラムを展開しはじめている。
※ブランドアンバサダーを募集しているファッションブランド「nuyu」
アンバサダーに採用されるには、そのブランドについて豊富な知識を持ち、熱心なファンであること、友好的で広い人脈があること、ブランドのイメージにふさわしいこと(人格)などが審査条件になる。有名企業のアンバサダーになることは、自分自身の知名度を高めることにも繋がるため、その分野でいずれ起業することにも役立つ。
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■JNEWS会員レポートの主な項目
・好きなことを副業にするサイドハッスル
・サイドハッスルとメルカリ成功の接点
・女性を対象にしたサイドハッスル市場の捉え方
・専業主婦が手掛けやすいサイドハッスルの仕事
・企業が大学教員から学ぶ副業ルールの作り方
・公務員が合法的に行える副業の特徴
・労働者の賃上げ闘争と副業容認の妥協点
・副業によるパラレルキャリア形成
・働き方改革で浮上する在宅勤務のノウハウ開拓
・ミレニアル世代がリーダー役となるワークスタイル変革
・ゆとり世代の仕事の価値観と高年収を稼げるリモートワーク
・会社を辞めずに実行する副業の進め方と事業テーマの見つけ方
■この記事の完全レポート
・JNEWS LETTER 2017.2.17
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■この記事に関連したバックナンバー
・ゆとり世代の新たな仕事の価値観と高年収を稼げるリモートワーク
・ミレニアル世代がリーダー役となるワークスタイルの変革トレンド
・休日無制限制を導入するリモート企業のワークスタイル改革
・貧困ダブルワークに陥らない副業テーマの選択と事業モデル
・残業から副業へ変わるエリートサラリーマンの生計モデル
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