女性の悩みに特化したオンライン診療プラットフォーム
子供や家族の診療を含めた医療サービスの決定権は、女性が8割を握っていると言われる。しかし現在の医療現場では、女性が気軽に健康相談できる環境が整備されていない。そこで、女性専用のオンライン診療サービスも成り立ちやすい。
元ジャーナリストでベンチャーキャピタリストという経歴の女性が、2014年にニューヨークで創業した「Maven Clinic」は、医師、看護師、助産師、栄養士などの医療従事者をネットワーク化しているテレヘルス(遠隔医療)のプラットフォームで、患者はビデオチャットによる診察を受けて、薬を処方してもらったり、治療方針の相談をすることができる。このオンライン診療サービスは10分単位で18ドルからの料金体系になっている。
Maven Clinicが主な対象としているのは、不妊治療や出産についての相談だが、個人の利用に加えて、法人企業を顧客ターゲットにしている。不妊治療から妊娠、出産、職場復帰までをシームレスにサポートできるオンライン相談プラットフォームは、女性社員向けの福利厚生として適しており、出産関連の医療費を削減したり、出産による離職率を抑えられる効果がある。日本でも、2018年から公的保険の対象となったオンライン診療の中でも、不妊治療や婦人科系の診察は潜在的なニーズが高いとみられている。
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・JNEWS LETTER 2018.8.13
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