ロボット社会の中で価値を高める女性の社会進出
JNEWS会員配信日 2017/10/29
これからの労働者が生き残るには、AIシステムやロボットと共存できるスキルを身につけることが重要になる。コンピューターサイエンスの専門学位を取得した高度人材の他にも、多様な職種が新たに生まれるため、それらのスペシャリストとして必要なスキルをいち早く習得することで、4.0人材としての地位を築くことができる。
ロボットが労働市場に与える影響はネガティブな見解が多い中で、新たな脚光を浴びる労働力もある。それは、これまで職場で男性と対等な立場で扱われてこなかった女性達である。女性にとって、ロボットの普及は社会で活躍の機会が増える好機とみられている。
世界経済フォーラム(WEF)が、第4次産業革命が雇用に与える影響を分析したレポート「The Future of Jobs」の中では、未来の労働力として、女性の社会進出が増えることが予測されている。これには、大きく二つの要因がある。
一つは、家庭用ロボットが普及することで、主婦の家事負担が軽減されて「働ける時間」が増えることである。二つ目は、リモートで在宅勤務ができる仕事が増えたり、体力的に厳しい作業はロボットに任せられるため、男性が主体だった職域でも、女性が働きやすくなることによるものだ。製造業や建設業は、その典型といえる職場で、日本の産業別就業状況をみても、男女比では大きな偏りがある。
企業が、消費者のニーズにマッチした製品やサービスを提供していくためには、従業員の男女比を均等にしていくことが重要で、それが職場でのジェンダー差別を解消することにも繋がる。女性の管理職比率も、日本では10%未満と低いが、今後は特にSTEM(科学・技術・工学・数学)に強い女性が、社内の重要なポジションに抜擢されることが予測できる。
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