職住一体を目指すワークライフ・ブレンドの考え方
JNEWS会員配信日 2016/8/1
「ワークライフバランス」は、仕事選びの条件として給与の次に重視されている項目だが、仕事とプライベートをハッキリと区別するのではなく、仕事もプライベートの一部として楽しめる「ワークライフ・ブレンド」という価値観が浮上してきている。
これはインターネットやスマートフォンの普及と密接な関係がある。現代は、ネットで繋がっていれば、どこでも仕事ができるが、それはアフターファイブや休日でも完全には仕事から離れられないことも意味する。それならば、仕事とプライベートを無理に分けるのではなく、プライベートな時間や空間の中に仕事も組み込めるようにしようとする発想だ。
●ワークライフバランスの考え方─→仕事とオフの時間は明確に分ける
●ワークライフ・ブレンド────→仕事とプライベートを自由に組み合わせる
たとえば、1日8時間の勤務時間に縛られることなく、好きな時間、好きな場所で仕事をするのは、ワークライフ・ブレンドの具体的な形といえる。それを求めてフリーランスになる人は多いが、会社として実現させるには、就業規則やオフィスの形態から見直す必要がある。
住居についても、会社と自宅はできるだけ近接させるのがワークライフ・ブレンドの発想で、徒歩圏で生活しやすい街(ウォーカブルシティ)に、若いエリート人材が集まり始めていることも、このトレンドとリンクしている。
ポートランド州立大学の交通教育研究センターが、全米50都市に住む3000人に調査した中でも、18歳から34歳までのミレニアル世代は、徒歩や自転車による移動を好み、通勤には時間をかけたくないと考えている。こうした若者の新たな価値観は、各都市の不動産相場にも影響を与えるとみられている。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。正式会員の登録をすることで詳細レポートにアクセスすることができます。→ 記事一覧 / JNEWSについて)
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●ミレニアル人材の頭脳流出を防ぐ策
●ワークライフ・ブレンドの新たな価値観とは
●楽しみながら仕事ができる環境作り
●炎上リスクを抑えるシステムとスナップチャット
●ウォーカブルシティへの都市再生と街をスコア化するビジネス
●ミレニアム世代を引き付ける報酬制度と人材採用の新トレンド
●ミレニアル世代を取り込むリクルートビジネスモデルの転換期
●高ストレスのメカニズムを読み解くメンタルヘルス対策市場
●エリートチームを形成するプロジェクトワーカーの就労形態
■この記事の完全レポート
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