日本式の片付け術が米国で大人気となっている。ブームの発端となったのは、最低限必要な物しか持たない「ミニマリスト」のライフスタイルが注目されていることで、狭い住宅を整理整頓して使う日本の生活様式が見直されている。
片付けノウハウ指南のコンサルタント業とホームステージング

JNEWS会員配信日 2016/8/9

 住宅のリフォームよりも身近なスキルとしては、「日本式の片付け術」が米国で大人気となっている。その火付け役となっているのが、近藤麻理恵さんという日本人女性の存在だ。

子どもの頃から片づけに関心のあった近藤氏は、大学在学時より片付けコンサルタントとしてのキャリアをスタートして「こんまり流ときめき整理収納法(こんまりメソッド)」という独自の方法を確立した。

2010年に出版された著書『人生がときめく片づけの魔法』は日本国内でベストセラーとなったが、米国でも翻訳され 200万部以上が売れて、米タイム誌で「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれている。米国は日本よりも住宅面積が広く、不要なものまで買いすぎて片付けが苦手な人が多いことから、日本人の几帳面な片付け術が評価されている形だ。

近藤氏のビジネスは、本を出版するだけでなく、こんまりメソッドを習得したコンサルタントを全米に増やしていくことにある。そのために近藤氏が認定する「片付けコンサルタント」の育成プログラムが確立されている。

米国で「こんまり認定片付けコンサルタント」になるには、ニューヨークとサンフランシスコで開催されるセミナーに参加する必要があるが、受講料は 1,500ドル(約16万円)と高額であるにも関わらず、満席でキャンセル待ちの状態となっている。ただし、セミナーを受講したからと言って、必ず認定を受けられるわけではなく、何段階かのステップをクリアーしなくてはいけない。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。レポート本編では、片付け支援を本格的なビジネスにしている動向を解説しています。記事一覧 / JNEWSについて

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