JNEWS会員配信日 2014/2/26
これからの医師は、病院での診療(本業)に加えて、出版社や健康業者との提携ビジネスなどで、副業をすることが増えてくると予測されている。健康に関する商品やサービスでは、医師の監修や助言が信用面の裏付けになるためだ。
しかし、もともと医師は多忙な職業であるため、副業に割くための時間がなかなか取れない。そこで、医療データの収集や分析、原稿の執筆を行う「メディカルライター」という職業が、米国では存在している。
製薬メーカーが、米国食品局などから販売許可を得るための申請書類を作成したり、服用マニュアルの執筆などを担当している。医療関係のニュースに対して、テレビ番組や新聞が一般の視聴者・読者にわかりやすく紹介するための原稿も、メディカルライターが書いている。さらに、医師が発表する論文の下書きを担当することもある。
メディカルライターは、もともと医療知識のバックグラウンドがある人達で、大学で、医学や科学の博士号を取得した後に、フリーランスとして独立するケースが多く、平均年収は8万〜9万ドル(約800〜900万円)と言われている。
「American Medical Writers Association(AMWA)」は、メディカルライターの業界団体で、プロライターの育成や認定プログラムの提供、製薬メーカーやマスコミなどに対して、会員ライターの紹介などを行っている。
■American Medical Writers Association(AMWA) http://www.amwa.org/
●個人開業医をネットワーク化するビジネス
●医師が起業する健康食品ビジネス
●病院が立ち上げる健康食の宅配サービス
●病院と提携したスポーツクラブ運営
●医師団体による健康用品の認証ビジネス
●信頼できる医師の評価情報と格付システム
●医師の副業を支えるメディカルライターの役割
●処方薬の流通経路にみる医療業界の商慣習と価格崩壊
●崩壊寸前にある日本の健康保険と世界で最も高い米医療制度
●アンチエイジングと薄毛治療からみた自由診療ビジネス
●医療現場から学ぶセカンドオピニオンによる助言業務の仕組み
● 玉石混淆の健康サービスが生き残るための医師との協業ビジネス
JNEWS LETTER 2014.2.26
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