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  プロ・アマを問わず、アーティスト活動をする人達が、自分の作品をオンライン販売して収益化できるプラットフォームが米国では複数登場してきている。その取扱高は、大手eコマースサイトを凌ぐ勢いで成長してきている。
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個人アーティストの収益化を支援する
プラットフォームビジネス
written in 2011/10/26

 米国では、趣味から発展させたサイドビジネスとして「アーティスト」を名乗っている人は少なくない。例えば、画家、写真家、木工家具作家、ジュエリー作家、ミュージシャン、インテリアデザイナーなどがいる。また、アーティストではないが、独自のブレンドをした香辛料や、市販されていないソースなどを販売している人もいる。

気候のよい季節には屋外で、クリスマス前などには公民館や体育館などの屋内で、「アート・フェア」や「クラフト・ショー」などと称した即売会が地域単位で頻繁に行われている。アーティストは小額を支払って小さなブースを確保し、自分の作品を販売することが、伝統的な文化としても育っている。

顧客と雑談しながら、売買できる利点や、作品に名前を入れること、オーダーメード品の受付も可能であることから、会場は賑わっているが、それに加えて最近ではITの発展と共に、作品をオンラインで展示販売する方法も普及してきた。

これまでは、お客に地元の会場に出向いてもらわなければ、作品を売ることは難しかったが、インターネットならば、実際に足を運べない人もターゲットにして、販売することができる。日本と比べて、米国のアーティスト達は、ネットやパソコンをアート活動の道具として上手に使いこなしているのが特徴だ。

出品販売の方法は、アーティストが、自分のホームページやブログを立ち上げることの他に、アーティスト向けのプラットフォームといえる専門サイトを利用するのが主流である。

その定番サイトと言えるのが、過去の記事でも何度か紹介してきた「etsy(エッツィー)」で、ハンドメイドで制作したものであれば、衣料、家庭用品、家具、ジュエリー、ペット用品、玩具など、あらゆる作品を販売することができる。オークションとは違って、出品者が売値を決める定価方式で、1点あたり 0.2ドルの出品料と、注文が成立した際の手数料(3.5%)が販売代金から差し引かれる。


同サイトは、2005年の創業から飛躍的に業績を伸ばしており、2010年には登録会員数が 1000万人を超して、年間の売上高が3億1430万ドル(約245億円)の規模にまで成長している。さらに、マーケットプレイス型とは異なる視点で、アーティストの活動を収益化するプラットフォームも登場してきている。

《Etsyによる出品販売の仕組み》

  

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この記事の核となる項目
 ●リアルからネットへ飛躍するアーティスト活動
 ●自分が制作した手芸作品をオンライン販売する方法
 ●世界のアーティストにeコマース機能を提供するサービス
 ●ネットで変わるアーティストのデビュー経路
 ●画廊・作家・ファンとの連携による作品販売ルート
 ●オンライン画廊サイトのビジネスモデル
 ●個人アーティストのワークショップ開催よる収益化の方法
 ●自分のデザインでロイヤリティ収入を得る方法
 ●高級ブランドからフェアトレード・ブランドへのシフト


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JNEWS LETTER 2011.10.26
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