女性のための起業テーマ
  
Top > 女性のための起業テーマ
  欧米主婦達の間で手軽にできる起業として増えているのが、キッチン・生活用品などを販売するフリーの営業代行業。友達を招いたホームパーティを開催して、商品の使い方を実演しながら販売する方式が流行っている。
JNEWS LETTER
2週間無料体験購読
配信先メールアドレス

Counter

RDF

twitter

Google

WWW を検索
JNEWS.com を検索
フリーランスの営業代行者を養成する
ダイレクトセラー業界
written in 2011/9/3

 フリーランスとして生計を立てていくには、何らかの才能やスキルが必要になるが、そうした実力を備えているのは、一部の人達だろう。そこでもっと手軽に個人開業できる職種として、主婦達に人気なのが「ダイレクトセラー」の仕事である。

わかりやすく言えば、自分の店舗を持たないフリーランス・セールスマンのことで、アムウエイやニュースキンのように、自分の下に販売者を広げていくマルチレベルのネットワークも含まれる。しかし最近では、マルチではなく、シングルレベルで健全な販売ネットワークを広げる方式のほうが主流だ。

販売者の大半は主婦層で、女性向けのジュエリーや宝石類、手芸、アルバム、食器、調理用品などが主力の商材になっている。これらはただ、モノを売るだけではなく、何かを習う教室、カルチャーセンターのような役割を果たしているのが特徴。

たとえば、調理用品の販売では、セールスの女性(主婦)が、自宅や近隣の公民館などで料理教室を開催し、レシピや料理の上手に作るコツなどを公開しながら、自分が売りたい商材をアピールする。良い道具を使えば、自分の腕も上達するのではないかという考えは、多くの習い事に共通することで、家族のために料理を毎日作る主婦にとっては、“贅沢な出費”ではなくなる。

料理教室方式のダイレクト販売でキッチン用品を販売する会社では、「タッパーウェア・コンサルタント」と呼ばれる販売員が各地で開催するホームパーティを主な販路にしている。コンサルタントは、リアルなパーティ会場で商品を売ることに他に、参加者がオンラインで注文した売上に対しても、10%以上の手数料を得ることができる。


《調理用品のダイレクト販売モデル》

  

近年のダイレクトセリングは、販売員=セールスマンではなくて、「コンサルタント」や「インストラクター」という肩書きで活動しているのが特徴。手芸など趣味の教室でも、講師は部材メーカーの“販売員”として登録しているが、教室では無理なセールスは一切行わずに、講習に必要な材料費だけを徴収する。

ある程度の技量を習得すれば、生徒は教室を卒業することになるが、その後も自宅で制作する手芸品の材料は、わからないことを気軽に聞ける、仲の良い講師から買おうとするため、自然な形でリピーターとして定着するのだ。

女性のための起業テーマ一覧へ

この記事の核となる項目
 ●日本とは異なる米国フレックスタイム制度
 ●フレックスタイムによる共働き世帯の時差出勤
 ●フリーランスの営業代行をするエージェント業
 ●エージェントが仲介する書籍出版の流れ
 ●カルチャー教室を兼ねたダイレクトセラー
 ●料理教室による調理用品のダイレクト販売モデル
 ●多様な資格制度で広がるフリーランスの職業
 ●プロのカウンセラーとしての独立開業モデル
 ●フリーランスの拠り所となる団体運営
 ●オープンな職場と仲間を好むコワーカーとしての就労スタイル
 ●リアルコミュニティとして広がるコワーキングのオフィス形態
 ●安全志向で増えるチキン起業とパートタイムビジネスの接点
 ●サービス残業請求ビジネスが変える職場のワークスタイル
 ●シングルタスクからマルチタスクへ変わる時間管理と働き方
 ●資産運用の指南で年収2千万円の花形職業が生まれる背景
 ●サラリーマンからフリーランスへと転身するプロの中間管理職

この記事の完全情報はこちらへ
JNEWS LETTER 2011.9.3
※アクセスには正式登録後のID、PASSWORDが必要です。

■この記事に関連したバックナンバー
 ●料理に対する知識とノウハウを売る料理研究家として起業モデル
 ●高級サービスをウリにした隠れ家的商売と自宅店舗の採算
 ●共働き世帯が健康志向で選ぶパーソナル・シェフサービス
 ●ソーシャルな友達人脈を販路としたホームパーティビジネス
 ●自宅キッチンからスタートするパートタイム起業の目指し方
 ●ネットとリアルを融合した健全な組織販売ビジネスの将来像