ソーシャルスポーツクラブとは、スポーツを通して市民が集まり、希望の種目毎にチーム結成する。シーズンを通したチーム仲間との交流によって「友達を作ること」を目的に運営されている。
友達作りを目的にしたソーシャルスポーツクラブ

JNEWS会員配信日 2017/6/5

 スポーツをキッカケに友達を作ることも有意義で、新たな出会いや交流を目的としたスポーツのコミュニティは「ソーシャル・スポーツクラブ」として、地域の自治体や企業も支援するようになってきている。

米国では各地で非営利のソーシャル・スポーツクラブが運営されている。その中でも、ニューヨーク地域にある「NYC Social Sports Club」は2004年の開設で、当時は60人のメンバーからスタートしたが、現在は会員数が2万人を超す規模にまで成長している。

クラブの中では、ドッジボール、サッカー、ボウリング、ソフトボール、バレーボール、フリスビーなど、一般の市民が参加しやすい種目毎に年間4シーズン(1シーズンは10週間)のリーグ戦やトーナメント戦が開催されている。クラブ会員は、自分の好きな種目に参加することができる。種目によっても異なるが、1シーズンにつき、1人あたり 120ドル前後のエントリー料がかかるが、これは競技施設の利用料や、チームのTシャツ、優勝賞金などを購入するための経費に充てられている。


ソーシャル・スポーツクラブの目的は、成績を競うことよりも、スポーツを通して多くの人と交流を深めることにあるため、1シーズン毎に新たなチーム編成がされて、最初は友達が少ない新会員でもメンバーとして参加しやすい配慮がされている。クラブの活動に慣れてくれば、自分がキャプテンとなってチームを作り、メンバーを募集することもできる。

また、企業単位で参加するコーポーレートチームを結成できるのも、ソーシャル・スポーツクラブの特徴である。従業員の親睦を目的としたスポーツイベントを定期的に開催している会社は多いが、いつも社内のメンバーだけでは盛り上がりに欠けるし、上司との人間関係にも気を遣うことがある。しかし NYC Socialのようなソーシャルクラブに、コーポレートチームとして参加する方法なら、会社以外の地域住民とのコミュニケーションにも役立つ。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。正式会員の登録をすることで詳細レポートにアクセスすることができます記事一覧 / JNEWSについて

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