慢性疾患の潜在市場に向けたモバイルアプリビジネス
JNEWS会員配信日 2017/4/25
これからの医療が、患者の健康状態を良くするほど高い報酬が得られる成果主義へシフトすることで、「健康状態のパフォーマンス測定」という、新たな需要が生まれることになる。これは、年に1度行う健康診断のようなスタイルではなく、患者が自宅に居ながらでも、常に健康状態の数値データをモニタリングできるようにするものだ。特に、慢性疾患の持病がある患者に対するパフォーマンス測定の市場は大きいと言われている。
国際糖尿病連合(IDF)の調査によると、世界で糖尿病の患者数は約4億人だが、その中の45%は治療を受けていない状況で、潜在的な症状を悪化させている。
2040年には成人の10人に1人、6億4200万人が糖尿病患者になる見通しだ。
糖尿病以外でも、高血圧、慢性腎臓病(CKD)、骨粗しょう症などの患者数は、日本国内だけで、それぞれ1,000万人を超しており、毎日のデータを測定することで治療の効果を高め、医療費を軽減できるマージンは大きい。
持病の数値を測定するための機器は、一般家庭でも手軽に導入できる仕様にする必要があり、従来の医療機器とは異なる市場が形成されることになる。そのツールとしては、既に広く普及しているスマートフォンやタブレット端末の活用が本命で、それらモバイル端末による医療サービスは「mHealth」と位置付けられている。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。正式会員の登録をすることで詳細レポートにアクセスすることができます → 記事一覧 / JNEWSについて)
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