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  健康志向の高まりによりスーパーマーケットで販売されるすべての食材に、栄養学に基づいたスコアを表示させるサービスが人気となっている。栄養成分に詳しくない消費者でも、そのスコアを見比べることで、健康に良い食材とそうでない食材を見分けることができる。
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食材の栄養価を比較するスコアビジネスと
ITシステムの開発
JNEWS会員配信日 2015/10/30

 栄養士が適切な食事内容の管理やアドバイスをしていく上では、ITサービスとの連携も必要になってくる。米スーパーマーケットの栄養士アドバイスでは、「NuVal」という栄養価のスコアリングシステムが活用されている。

NuValは、コネチカット州にあるグリフィン病院と、小売業向けのITソリューション企業との合弁で2008年に設立された会社で、各食品、食材の栄養価を独自の基準で評価して、1-100までのスコアで表したものである。

スーパー側では、NuValに対してスコアリングシステムのライセンス料を払い、店舗で販売する生鮮品、冷凍食品、インスタント食品、缶詰、スナック菓子、パン、牛乳、飲料などにスコアを明記する。野菜、魚、肉などにもスコアのラベルが貼り付けられているため、消費者は栄養についての詳しい知識が無くても、その食品の栄養価を数字のランクで判断することができる。

このスコアリング開発には、グリフィン病院が資金を提供し、栄養と医療の専門チームが独自の基準で各食品の採点をしているため、食品メーカーや小売業者のバイアスがかかっていない。そのため、商品のブランド名や価格の高い・安いに関係なく、栄養面からみて良い商品を選ぶことができる。

たとえば、同じ種類の野菜でも、収穫されたばかりのフレッシュなものと、調理の手間を省くためにカットされてパック詰めされた野菜とでは栄養価が異なるし、「果汁100%」と表記されているジュースでも、生の果物と比べると、栄養価が著しく劣ることなどを、このスコアによって知ることができる。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です)


※新鮮な貝の価格は1ポンド4.98ドル、栄養スコアは82の表示

JNEWS会員レポートの主な項目
 ●買い物中の栄養カウンセリングサービス
 ●フリーランス栄養士による食品店ツアーの仕組み
 ●日本での栄養指導サービス展開モデルについて
 ●食材の栄養価を比較するスコアビジネス
 ●栄養カウンセリングのプラットフォーム開発
 ●人件費を抑えたオフショア栄養士の活用モデル
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 ●崩壊寸前にある日本の健康保険と世界で最も高い米国の医療制度

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 ・JNEWS LETTER 2015.10.30
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