健康関連ビジネス
  
Top > 健康関連ビジネス
  性格がポジティブかネガティブなのかを、DNAレベルで究明する研究が進められており、セレトニントランスポーターという遺伝子が関係していることがわかってきた。それによると日本人の97%は、不安を感じやすい内向的な気質を持っている。経営者はそれを理解した上で、社員のメンタルヘルスに配慮する必要がある。
JNEWS LETTER
2週間無料体験購読
配信先メールアドレス

Counter

RDF

twitter

Google

WWW を検索
JNEWS.com を検索
遺伝子レベルで解明される
ストレスに強い人・弱い人の特性
JNEWS会員配信日 2014/5/30

 どれだけのストレス量に耐えられるのかは、その人の性格や体質によっても異なるため、「ストレスに強い人間になれ」と上司が叱咤激励することは、パワハラにも繋がってしまう。

ストレスに強いことばかりが決して良いというわけではなく、ストレスに敏感な人の中には、真面目で誠実、一つのテーマに深く取り組むタイプが多い。特に、日本人は、繊細な性格を強みにして、世界をリードする高度な技術を次々と生み出してきた。

性格のタイプとして、「ポジティブ」と「ネガティブ」という区別をすれば、日本人は圧倒的にネガティブなタイプが多いことが、遺伝子の各種研究からも明かになってきている。

精神の安定や心の安らぎには、「セロトニン」という脳内物質が関与していることが知られている。その分泌量を調節しているのが「セレトニントランスポーター(5-HTTLPR)」という遺伝子で、SS型、SL型、LL型の3種類がある。LL型の遺伝子を持つ人は、最も性格がおおらかで楽天的、逆にSS型の人は不安を感じやすく、うつ病の発症リスクが高いことが判明している。



欧米人と比べてアジア人は、ポジティブな性格のLL型遺伝子を持つ人の割合が少なく、その中でも、日本人はLL型の遺伝子を持つ者が、全体の3%しかいない。逆に、ネガティブな性格のSS型遺伝子を持つ者の割合が、世界で最も高い民族だ。

アジアは、高温多湿で伝染病の感染リスクが高い地域であることから、ヒトの体が外敵のストレスに対して敏感になる遺伝子が組み込まれるようになった、という説もある。



セロトニントランスポーターの遺伝子タイプは、簡単な検査によって調べることが可能で、メンタルヘルス対策としても活用されはじめている。ただし、人の性格を形成する要素として、遺伝子の役割は1/3程度で、残りの2/3は、それ以外の項目が関係しているとも言われており、遺伝子の型だけで、性格を判断することはできない。

また、別の研究では、不安を感じやすい人ほど、グループ内での調和や規律を保つことで、外部の危険から、自分を守ろうとする傾向があることも報告されている。これをサラリーマンの立場に置き換えると、ストレスを溜め込みやすい人ほど、じつは「会社組織の中に留まることを望んでいる」とみることもできる。

この記事の核となる項目

 ●仕事で生じるストレスの多様化と許容量について
 ●ビジネスパーソンが抱えるストレス項目
 ●人によって異なるストレス耐性と遺伝子タイプ
 ●意識とは異なるストレスの正体と男女の差
 ●ストレスフリーの職場環境を構築するビジネス
 ●ストレスフリーのサテライトオフィス計画
 ●エリートチームを形成するプロジェクトワーカーの就労形態
 ●サバティカル休暇を活用した社員のモチベーション向上と雇用調整

この記事の完全情報はこちらへ
JNEWS LETTER 2014.5.30
※アクセスには正式登録後のID、PASSWORDが必要です。
※JNEWS会員のPASSWORD確認はこちらへ

■この記事に関連したバックナンバー
 ●心を科学的に解明して業績を向上させるビジネス心理学
 ●毛髪検査で栄養の過不足を指摘するサプリメントの売り方
 ●病気を治すことから察知することへ変わる Health 2.0の兆し
 ●占い師に代わる人生のリスクを科学的に診断するビジネス
 ●心を科学的に解明して業績を向上させるビジネス心理学

(健康ビジネス) / (トップページ) / (JNEWSについて)