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最新医療を手がける病院と患者とが出会う
マッチングサービス

 相次ぐ医療過誤により、医療や医療機関についての詳しい情報を求める傾向が高まってきている。とはいえ、ある意味で最も情報化が遅れている分野の一つともいえることから、なかなか満足できるような成果は得られていない。

米国では比較的早くからインターネットを通じての医療情報の公開や、治療や健康管理をサポートするサイトや民間サービスが展開されてきた。患者が受けたいと思う“名医”を探せるように、医療機関の評価をするサイトも既にある。

 一方、日本では全国の医療機関の検索サービスやメールによる医療相談サービスも行われるようになってきている。だがそれらは、患者にとっての参考情報とはなりえても、患者が望む治療が受けられる医者あるいは医療機関を探すことができて、実際に治療を受けられるようになる、というところまでは及んでいない。

病気の内容によっては、地方の医療機関では対応できないものがある。そういった時こそ、インターネットを活用して、望む医療を受けられるようにできればよいことだろう。逆に、医療機関が薬の臨床試験などでボランティアを募りたいということもある。その時も、インターネットを通じて告知募集することができてもよい。

米国では、そんな要求を満たすべく、患者と医者をマッチングさせるサービスがいくつか登場している。国内では、なかなか医療分野にベンチャー事業を持ち込むことはまだ容易とはいえないが、マッチングサービスの新しい分野として注目しておきたい。


この記事の核となる項目
●試験的治療における患者−医者のマッチングサービス
●パーソナライズされた米国ヘルス関連コンテンツの最新動向
●求められる医療関連評価コンテンツの収集方法と収益モデル


この記事の完全情報はこちらへ
JNEWS LETTER 2001.5.12
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