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シニア向け非医療ケアビジネスの 未開拓市場と可能性
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介護保険が始まり早くも一年が経った。開始前は、IT市場に勝る大きなビジネスチャンスともてはやされた介護ビジネスだったが、ふたを開けてみれば、当初の思惑通りの展開になっていない。福祉先進国であるスウェーデンなどは「介護をビジネスにしてはいけない」とまで言っているという。とはいうものの、行政サービスとしてのみ介護事業を継続させることにも限界がある。日本の方針が正解か否かはまだわからないが、高齢者を対象にしたサービスには様々なニーズがあることは確かだ。
「介護保険」では65歳以上を被保険者、つまり高齢者として扱っているが、これらの人々が日常生活の中で医療的な介護を必要としている割合は意外と低い。介護保険によって受けられるサービスには、介護認定によって定められたグレードの範囲内に限られるという制約がある。しかし、実際には介護を受けるほどではないが、独り暮らしで身の回りの諸事を代行してほしいというニーズも少なくない。
例えば、墓参りの代行サービスというものがあるが、これは独り暮らしの高齢者が、なかなか出向けないお墓の清掃代行や、墓参りの送迎をすることを想定している。このような、いわば高齢者向けの“便利屋”ともいえる日常雑務の代行は、当然介護保険の範疇ではカバーしきれない分野であるが、高齢者向けサービスのニッチ市場として見過ごせない領域だ。
“便利屋”サービスはここ数年、代行業として急速に市場を拡大している。都市圏を中心に、家事や買い物の代行、ペットの世話等様々な雑務について代行している。しかし、顧客層を高齢者に限定することで、より特化したサービスを行っているところは少ない。そこで、介護保険でまかないきれないニーズを吸収するサービスとして、高齢者を対象にした各種代行サービスの展開に着目しておきたい。
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これは正式会員向けJNEWS LETTER 2001年6月10日号に掲載された記事のサンプルです。 JNEWSでは、電子メールを媒体としたニューズレター(JNEWS LETTER)での有料(個人:月額500円、法人:月額1名300円)による情報提供をメインの活動としています。JNEWSが発信する情報を深く知りたい人のために2週間の無料お試し登録を用意していますので下のフォームからお申し込みください。
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