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専門分野に特化することで生まれる 食材宅配サービスの新市場
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本来、多忙な主婦の労働負担を軽減することを目的としていた「食材宅配サービス」に、新たな動きが生まれつつある。これまでのサービス利用価値としては「主婦に向けての夕食の支度時間を短縮化」といったコンセプトがあったが、流通や調理プロセスにも適切な方法が加えられることにより、異なるターゲット層を狙うことができる。
治療食、介護食、健康食といったさまざまな分類のメニューを揃えるだけでなく、調理に手間をかけたくない、あるいは苦手な利用者向けには、電子レンジだけで調理できるもの、調理済みですぐに食べられるものといったサービスを拡充させている。消費者ニーズの多様化に対応することでマーケットを拡大させているのだ。
自宅で料理をする“内食”、外で食事をする“外食”に次いだ、“中食産業”に位置する食材宅配サービスは需要が拡大する市場ではあるが、タイヘイ、ヨシケイグループ等の大手食材宅配サービスの歴史は長く、料金設定も可能なまでに下げられている。そのため採算面から見た場合には、同様のサービスで異業種から新規参入しても、太刀打ちできないといった厳しい状況だ。
米国では「忙しい主婦向け」といった漠然としたターゲティングではなく、より専門的なニーズに応じた食事宅配サービスが増えつつある。“Healthy Meal Express”は、減量をしたい人、コレストロールをコントロールしたい人や糖尿病を患う人を対象に、豊富な食事を週ごとに宅配している。肥満や糖尿病は体質的な遺伝が要因となることも多いため、家族全員で食事対策を取り入れたほうがよいわけだ。
●コンビニ業界の食材宅配事業参入動向
●ボランティアによる食事宅配事業(米国事例)
・貧困層、身体障害者向けの食事宅配サービス
・エイズ患者向けの食事宅配サービス
●専門分野に特化した食事宅配サービス
・糖尿病患者向けの食事宅配事業の仕組みと料金設定
・ヘルシー、ダイエット、高齢者をキーワードにした食事宅配サービス
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これは正式会員向けJNEWS LETTER 2001年6月6日号に掲載された記事のサンプルです。 JNEWSでは、電子メールを媒体としたニューズレター(JNEWS LETTER)での有料(個人:月額500円、法人:月額1名300円)による情報提供をメインの活動としています。JNEWSが発信する情報を深く知りたい人のために2週間の無料お試し登録を用意していますので下のフォームからお申し込みください。
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