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ネット広告からセールスプロモーションへと 移行する顧客獲得術
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現在のインターネット広告市場規模(国内)は年間約 500億円だが、2002年には1000億円までに成長すると予測されている。成長率だけを追いかければ非常に有望市場だと見えるが、実際には広告枠のクリック率が低下していることから、クライアント企業が最も重視する「広告掲載による顧客獲得コスト」は上昇傾向にある。
仮に、同じ広告掲載料金であっても、クリック率が0.5%から0.1%に低下したとすれば、顧客獲得コストは5倍に高騰したことになる。これではクライアント側にとっては費用対効果の面で採算が合わずに、広告掲載を見合わせるという事態へと発展しかねない。そのため「新規顧客獲得はネット広告によって」というプロモーション手法自体が揺るぎはじめている。
一方、クライアント企業側が新しい顧客獲得策として着目しはじめているのが「セールスプロモーション(略称SP)」と呼ばれる分野。プレゼント懸賞や無料試供品配布など、単純な広告掲載をする方法以外で、ユーザー側の興味を惹き付けて見込み客を獲得しようとする手法だ。
セールスプロモーション(SP)は、企業マーケティングの分野では定着している市場であり、企業が投入する広告掲載費の平均 1.5〜2倍程度の予算が費やされている。ただし、SP市場の定義は広く、懸賞や試供品配布の他にも顧客獲得や売上促進につながるマーケティング活動の具体的な企画全体がSP市場として形成されている。
●セールスプロモーションの目的と範囲についての解説
●流行とメリットを追いかけるSP市場の具体例
・消費者向けセールスプロモーション企画例
・企業向けセールスプロモーション企画例
●有望視されるSP商品販売モールの仕組み
●国内商慣習に適したB-to-Bビジネスの販売促進プロモーション
<この記事の完全情報>
JNEWS LETTER 2000.10.29
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