変化する記念撮影のスタイルととソーシャルブース
JNEWS会員配信日 2017/6/30
従来の「記念撮影」といえば、プロのカメラマンが現場に出張して撮影するスタイルが主流だった。しかし、最近では「自分達で自由に写真を撮りたい」というニーズへと変わって、撮った写真データはすぐに自分のスマホに転送し、SNSに投稿するところまでが、新たな写真の楽しみ方になっている。
そうなると、出張カメラマンの仕事も次第に、セルフサービス型のフォトブースへと変わっていくことになる。そのトレンドに乗り遅れたカメラマンは、やがて職を奪われることになるだろう。
米テキサス州ダラスを活動の拠点にしている女性カメラマンのSara(サラ)は、新しい試みとして、自身が撮影するのではなく、プロが使う照明機材や一眼レフカメラを組み込んだ自撮りブースを開発して、結婚式やイベント会場などに貸し出すサービスを2015年から実施している。レンタル料は3時間で800ドルの設定。
このサービスのメリットは、プロ仕様の機材を使うため、セルフでもクオリティの高い写真が撮れることに加えて、カメラマンに気を遣う必要がないため、被写体の表情が活き活きとしてくることである。このような、気の合う仲間だけで写真を楽しめるフォトブースは「ソーシャルブース」とも呼ばれて、新たな記念撮影のスタイルを築きはじめている。
写真はアナログ媒体から、デジタル、さらにオンラインで共有されるコミュニケーション媒体として進化する中で、撮影現場と遠方の友達とをダイレクトに繋げるソーシャルブースの役割はこれから大きくなる。これからのカメラマンの仕事には、ユーザーがセルフで楽しみながら、そして美しい写真が撮れるブース機材の開発なども加わるようになる。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。正式会員の登録をすることで詳細レポートにアクセスすることができます → 記事一覧 / JNEWSについて)
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