JNEWS会員配信日 2016/4/29
企業が炎上対策として、従業員向けに作成するSNS投稿のルールは、「ソーシャルメディア・ポリシー」と呼ばれている。ツイッターやフェイスブックで情報発信をする企業は、それぞれ独自のポリシーを定めて、従業員に周知徹底させているが、主な内容としては以下のような項目がある。
《従業員向けソーシャルメディア・ポリシーの主な項目》
○SNSで会社のイメージ、ブランド価値を崩さないための注意事項
○SNSで会話をする時のマナー(礼儀正しく、辛抱強く、など)
○ユーザーとコミュニケーションする時の注意事項(ユーザーとの約束事など)
○各従業員が、会社の担当者として発言できる許容範囲や権限の取り決め
○著作物、商標権についての取り扱いについて
○不適切な発言をした時の対処方法について
SNSマーケティングを行う部署では、ネット上のコンテンツやユーザー特性に詳しい専門人材を採用しはじめているが、その中でも「SNSコミュニティ・マネジャー」という専門職が登場してきている。
コミュニティ・マネジャーは、SNS上で会社のスポークスマンとしての役割を担当して、ユーザーとのコミュニケーションも行う。そのため、業務上の専門知識に加えて、人間的にも魅力的な資質が求められる。炎上が起きそうな兆候を事前に察知して、火消し役を担当するも彼らの仕事だ。
SNSで多くのファンやフォロアーを獲得している“ソーシャルメディア・フレンドリーな会社”では、複数の有能なコミュニティ・マネジャーがチームを組んで、自社SNSの管理を担当している。この仕事は、24時間体制でネットをモニタリングする必要があるため、社員として採用する他に、フリーランスのコミュニティ・マネジャーとも契約している。米国のキャリアサイトによると、コミュニティ・マネジャーの年収相場は、6万〜10万ドルで、一般的なホワイトカラー職よりも高い。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です→記事一覧)
《SNSフレンドリー企業ランキング(Fortune 500社対象)》
●1位:グーグル
・Facebook…………12,046,081 likes
・Twitter………… 5,545,286 followers
・YouTube……………1,128,171 subscribers
・Google Plus…… Circled by 1,601,732
●2位:スターバックス
・Facebook…… 33,501,434 likes
・Twitter……… 3,360,044 followers
・YouTube……… 16,163 subscribers
・Instagram…… 1,075,310 followers
●3位:コカ・コーラ
・Facebook…… 41,361,681 likes
・Twitter……… 1,552,464 followers
・YouTube………… 27,813 subscribers
・Instagram……… 23,470 followers
●4位:ウォルト・ディズニー
・Facebook…… 41,361,681 likes
・Twitter……… 1,552,464 followers
・YouTube……… 27,813 subscribers
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※出所:Online MBA Page http://goo.gl/kIWQL1
■JNEWS会員レポートの主な項目
●対応策で明暗が分かれる炎上後のダメージ
●炎上対策で生まれる新たな職業
●コメント分析で判別するユーザー特性と炎上対策
●企業向け口コミ分析ツールの開発
●若者世代で進むフェイスブック離れの兆候
●データを残さない新たなSNSによる交流スタイル
●多様化社会に適応するための企業対策と従業員トレーニング市場
●消費者とEC業者を詐欺から守るプロテクションサービス
●ソーシャルゲームに依存するユーザー特性と社会的報酬の魅力
●スマホとSNSで優良人材を発掘するモバイルリクルート市場
●エリートとリアリストに向けた階層別ブランド戦略の進め方
■この記事の完全レポート
・JNEWS LETTER 2016.4.29
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