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  海外のチャリティイベントで使われる「ラッフルチケット」は、番号が記載された福引きチケットを事前に購入してもらい、抽選会で当選すると各種の景品がもらえる。チャリティ団体では、チケットを多くの人に購入してもらうことで、寄付金を調達している。
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チケッティングによる寄付マネーの調達と
ソーシャライズ報酬
JNEWS会員配信日 2013/7/6

 チケットの販売は、NPOが寄付金を集める手段としても活用することができる。その例として、海外のチャリティ・イベントでは「ラッフルチケット」という福引チケットが販売されていることがある。

1枚あたり 200〜1000円程度で販売されるチケットには、番号が記載されており、イベント当日に抽選会を行い、当選したチケットの所有者は、各種の景品がもらえるというもの。景品はイベントに協賛しているスポンサー企業から提供されることが多い。

チャリティーとはいえ、寄付を現金で貰うことには高いハードルがあるが、「チケットを購入してもらう」という間接的な方法であれば、お金を払う側の抵抗も少ないし、ゲーム感覚で楽しめるため、一人で何枚ものチケットを購入してくれる参加者もいる。


TicketPrinting.com」は、各種の紙チケットをオーダーメイドできるサイトだが、その中で、NPOや慈善団体向けのラッフルチケットも制作している。チケットの仕様は多様で、イベントの入場チケットに抽選番号を記載したものや、会場内でたくさん売ることを目的とした、ロール状のチケットもある。また、チケットの売上や当選番号の管理ができるソフトウエアも無料で提供されている。

また、「Tickets for Charity(TFC)」は、人気のプロスポーツや音楽アーティストが行う試合やコンサートの良席チケットを、チャリティー価格で販売するというユニークなモデルを考案している。

TFCでは、独自のルート(興行主、球団、アーティストの事務所など)から、本来なら入手困難な、良席のプレミアムチケットをチャリティ目的で提供してもらい、それを「チケットの定価+寄付金」の設定にして販売しているのだ。


この記事の核となる項目

 ●個人でも実現できるチケット販売委託の方法
 ●チケット制で収益化するイベント事業の視野
 ●リアルイベントを支援する集客〜決済プラットフォーム
 ●街コンを進化させた食事会イベントの運営方法
 ●家庭料理でゲストを招いた食事会の収益モデル
 ●寄付金を集めやすくするチケッティング・モデル
 ●プレミアムチケットの新しい売り方
 ●チケットのソーシャライズとアフィリエイト報酬について
 ●スポーツと食事会で仲間作りを支援するソーシャルビジネス
 ●ソーシャルな友達人脈を販路としたホームパーティビジネス
 ●貰う側の合理性を追求した米ギフト市場の再販・交換サービス
 ●音源からチケット販売へ転換する音楽業界のビジネスモデル
 ●ネットから離れてリアルな友人関係を生み出すオフ会市場
 ●高級サービスをウリにした隠れ家的商売と自宅店舗の採算


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 ●寄付マネーよって生まれる新たなソーシャル社会と労働市場
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