軽貨物配送の仲介プラットフォームを利用したフリーランス配送の仕事は、都合の良い時間帯に働くことができ、努力次第で収入を伸ばしていくことができることから、時給制のアルバイトに変わる新たな働き方として人気が高まっている(JNEWSについてトップページ
軽貨物アプリによるフリーランス配送の稼ぎ方

JNEWS
JNEWS会員配信日 2019/5/28

 日本では、軽貨物ドライバーの副業にチャレンジできる環境が充実してきており、こちらでも複数の仕事を効率良く獲得する方法が開拓されてきている。現在は、関東圏の仕事が中心だが、都合の良い時間に軽貨物運送の仕事ができるアプリとして「PickGo」と「ハコベル」があり、両方を使い分けることで、「フリーランス配送」という働き方が成り立つようになってきている。

PickGoは、2016年6月に軽貨物車のBtoB配送を仲介するプラットフォームの「軽town」としてスタートした後、2017年8月からは単身者の引っ越し需要も取り込むCtoC型へと進化して、サービス名も「PickGo」に変更。2019年3月の時点で登録ドライバーが1万人を超しており、前年比で登録数が3.2倍に増えている。

受発注される配送の形態には、配送日時が指定された単発依頼の「スポット便」、突発的に依頼が発生する「緊急便」、定期的に同じ目的地への配送を行う「定期便」などがあり、ドライバーは専用のアプリに掲載されている案件リストに対して、希望の受注金額で入札することができる。

PickGo

一方の「ハコベル」は、軽貨物車の他にも、中型・小型トラック(1~5トン)と大型トラックによる一般貨物のマッチングも合わせた仲介プラットフォームを目指しているため、個人の荷物ではなく、法人からの依頼が多いのが特徴である。

従来の物流業界は、定期便の料金が一度決められると、その後の運賃交渉が難しいが、ハコベルでは、地域のドライバー数や、シーズンによる荷物の需給バランスによって料金相場が形成されるため、eコマースの配送業務や、食品業者の弁当配送などにも活用されはじめている。

ハコベル

さらに、eコマースの配送業務では、アマゾンが「AmazonFlex」という、独自のドライバーネットワークを構築しはじめている。こちらも、アプリからの登録制で、2時間程度で配達できるエリアを1ブロックとして、希望の時間帯に出勤の予約を入れる方式のため、昼間に短時間だけ働きたい主婦の副業としても適している。

AmazonFlexの仕事は、請負契約の形態ではあるが、荷物の配達個数による出来高払いではなく、勤務時間に応じた定額料金が支払われるのが特徴だ。2時間単位の報酬額は3,500~4,000円が基準となっており、1日8時間の配達業務ならば14,000~16,000円程度の収入になる。

専用アプリの中では、空きがある時間枠のリストが掲載されているため、ドライバーは希望の時間枠にエントリーをする。このリストは、当日に出る荷物の推定個数と、ドライバーの出勤状況により自動作成されるもので、アマゾンはドライバーを社員として雇うことなく、毎日変動する荷物の配達個数に応じた、適正なドライバーの人数をオンデマンドで調達できるシステムの構築を目指している。

AmazonFlex(日本)

フリーランスの配送ドライバーは、これら複数のプラットフォームを使い分けることで、自分にとって都合の良い仕事を効率的に受注して、1日1.5~2万円を稼ぐことが目標となっている。1日2万円で、月間20日の稼働なら月間売上は40万円となり、その中から、燃料代(1日2,000円程度)と車両の維持費を差し引いても、月収は30万円以上になる。

それならば、時給制のアルバイトをするよりも割が良いという考えで、大学生、定年退職後のシニア、普段は自宅で仕事をしているフリーランス、子育て中の主婦など、軽貨物配送のオンデマンドワークにチャレンジする人が、2018年後半から急増しはじめている。これは、日本の副業トレンドとして注目すべき動向といえるもので、コンビニ店員のようなアルバイトよりも、人気職になる可能性がある。

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