世界で急騰するジャパニーズ・ウイスキー投資の楽しみ方

JNEWS会員配信日 2018/3/15

 趣味と実益を兼ねたコレクションとして考えるのであれば、日本人にとってウイスキーはワインよりも手掛けやすい。ジャパニーズウイスキーとして評価が高いのは、大麦麦芽(モルト)のみを原料して蒸溜された「ピュアモルトウイスキー」で、単一の蒸留所で作られた熟成年数が異なる原酒をブレンドした「シングルモルト」、複数の蒸留所で作られた原酒をブレンドした「ブレンデットモルト」に分類することができる。いずれも、信頼できる蒸留所で作られた原酒は品質が高い。

18年や25年などの酒齢表記は、ブレンドした中で最も若い原酒の熟成年数を示したものだが、コレクションとして価値が高いのは、メーカーが不定期に売り出す限定品のウイスキーである。たとえば、サントリーがミズナラ樽で18年以上熟成させた原酒だけでブレンドした「山崎ミズナラ2017 EDITION」は、2017年9月に1,500本限定、定価10万円で抽選販売されたが、半年後の売買価格は38~50万円で取引されており、“資産”としての価値も認められる。

山崎ミズナラ2017 EDITION

サントリーでは、ミズナラ樽で50年以上熟成させた「山崎50年」を1本100万円、150本限定で、2005年、2007年、2011年の3回発売しているが、2011年版の山崎50年が、オークションハウス「サザビーズ」の香港会場に今年出品されて、3,250万円で落札されている。2015年にも、山崎50年は香港のオークションに出品されているが、その時の落札価格は500万円台だったことから、中国のウイスキー投資はバブル的に加熱している。

ジャパニーズウイスキーの価値が上昇しているのは、サントリーやニッカ(親会社はアサヒビール)など大手メーカーの限定品だけではなく、国内の中小蒸留所が生産したものも該当する。日本全国には、大手メーカー所有の施設を含めて13ヶ所のウイスキー蒸留所があるが、その中の3ヶ所は既に閉鎖されている。中小蒸留所のウイスキーは、もともと生産量が少なく、閉鎖されると更に希少性が高まるためコレクター市場での価値が上昇する特性がある。

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JNEWS LETTER 2018.3.15
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