子ども向けロボットプログラミング教室の開業モデル
JNEWS会員配信日 2018/1/20
プログラミングを本業としているエンジニアであれば、副業でもシステム開発の案件をネットから探すことができる。しかし、週末まで納期に追われる仕事をするのはストレスも大きい。それよりも楽しみながら行えるのが、子ども向けプログラミング教室の講師業である。
eラーニングの様々なコンテンツを提供するイー・ラーニング研究所が、子どもの親を対象にしたアンケート調査では、学ばせたい習い事ランキングの1位が「プログラミング」となっている。2020年以降には、プログラミングを小学校の必須科目にすることが検討されているが、英語と同様に、できるだけ早く経験させることが才能開発に繋がる。
子ども向けのプログラミング教室は、学習塾に次ぐ教育ビジネスの新業態として東京、大阪、名古屋などを中心に広がっている。講師役の人材は、業務委託方式で募集されているケースが多く、1時間あたりの報酬は2,000~3,000円が相場だ。週末のみの仕事でも、月額数万円の副収入を得られるが、さらに、やり甲斐を求めるのであれば、自分で教室を開業する道もある。
総務省では、平成28年度から「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」プロジェクトを立ち上げていることも追い風で、小中学生向けのプログラミング教育を行う事業者が、自治体や学校と連携しやすいようにしている。たとえば、地域で複数の小学校が合同でプログラミング教室を開催して、そこに民間の事業者が出張するような形も実現しやすい。
※総務省が推進するプログラミング教育のイメージ
小中学生向けプログラミング教室として人気なのが、ロボットを組み立てながら、動作の制御をプログラミングできるカリキュラムである。「Artec Robo(アーテックロボ)」は全国の小中学校にも採用されているロボットプログラミングの教材キットで、ブロックと電子パーツで簡単にロボットを組み立てることができ、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボが開発した「Scratch(スクラッチ)」という子ども向けのプログラミング言語で、ロボットをコントロールするプログラムを作成することができる。
※Artecロボットプログラミング教室のカリキュラム
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