JNEWS会員配信日 2015/8/27
ある程度の余裕資金のある人から人気の高い副業として、不動産の大家業がある。利回りが高いと思われる物件を購入して賃貸に出すことで、月々の家賃収入を得ようとする算段だ。サラリーマンと大家の兼業であれば、銀行からの融資も受けやすい。
しかし実際には、空室が生じるリスク、物件のメンテナンスや修繕にかかる経費(築年数が古くなるほど増える)、災害による建物倒壊のリスク、など不確定な要素が多いため、いまの日本では、長期でみると不動産投資の利回りはそれほど高くない。
大家業で月々の収入を伸ばしていくには、所有する物件を増やしていく必要があり、その資金は銀行融資で賄うことになるため、負債も増えていくことになる。
これでは、高いレバレッジで株式投資やFXをするのと同じことになってしまう。
《サラリーマン大家が抱えるリスク要因》
●物件購入による借入金の増加
●空室が生じることによる収入の減少
●建物の劣化による修繕費の増加
●自然災害による建物の倒壊リスク
●金利の上昇による返済額の負担増
●不動産相場の下落による資産価値の減少
●物件にかかる固定資産税の負担
それよりも手堅いのは、不動産取引の仲介役になることである。不動産売買の仲介手数料は「売買価格×3%+6万円(上限)」が基本であり、中古マンションの売買を1件成立させるだけも、数十万円の収入になる。ただし、不動産業を営むには、「宅地建物取引主任者」の資格と、宅建取引業の営業免許を取得しなくてはいけない。
免許の申請にあったっては、本店となる事務所を設けることが必須条件で、昔は審査条件が厳しかったが、最近は自宅内に事務所スペースを設けることでも、許可されるケースが出てきている。(※管轄の都道府県によって判断は異なる)(この内容はJNEWS会員レポートの一部です)
■JNEWS会員レポートの主な項目
●副業としての不動産仲介ビジネス
●外国人旅行者に着目した副業テーマ
●ハンドメイド作品を販売する副業モデル
●家庭菜園の収益化と自家製食品の販売
●廃業した飲食店を活用した副業モデル
●中古車オークション代行は儲かる副業か?
●急増する空き家対策ビジネスとセカンドハウス投資
●自然素材の調味料に着目したスモール食品メーカー
●ローカル知識を収益化する観光ガイドの副業
●開業コストを抑えて走る移動販売ビジネス
■この記事の完全レポート
・JNEWS LETTER 2015.8.27
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