JNEWS会員配信日 2014/12/23
日本国内でも、バケーションレンタルで副業を行う人達が出始めている。来日する外国人旅行者の中では、Airbnbで宿泊先を探す人達が増えていることから、一般の住宅をレンタルして収益化することが可能になっているためだ。
東京に限らず、全国的に宿泊レンタルの需要はあり、自宅の一室(個室)を貸す場合には、1泊あたり3〜6千円、1軒貸し切りの場合で1〜2万円、築年数が新しくて、立地条件の良い物件ならば、それ以上の価格に設定しても借り手が付く。いまは為替が円安のため、外国人に部屋を貸す上では、好条件といえるのだ。
最低宿泊日数の条件を、1泊単位ではなく、「3泊以上」「1週間以上」と長期で提示しておけば、月に10万円以上の収入を得ることも可能で、住宅ローンの支払い分を、Airbnbからのレンタル収入で賄うスタイルも実現してきている。
■Airbnbに掲載されている日本国内の物件 http://goo.gl/Vm0DkM
外国人旅行者の側では、日本の住宅環境が良くないことは“知識”として把握しており、それでも日本の文化を体験したいという理由から、ホテルではなく、個人宅への宿泊を希望する人達も少なくない。
予約率を高める上で重要なのは、英語で物件情報をわかりやすく紹介することや、宿泊者が訪れた時には、誠意のあるコミュニケーションをして、ホテルとは異なる、日本流のホスピタリティ(おもてなし)で、彼らの満足度を高めることである。それが、ユーザーレビューで高い評価を得ることに繋がり、新たな旅行者が宿泊先を選ぶ際の指針となる。
サイトに掲載する写真にしても、清潔感のある部屋の様子の他に、窓から見える景色や、周辺で日本文化を感じられる、商店街や飲食店、観光施設などの写真も加えることで、外国人からの反応は良くなる。
自宅の一室をレンタルして収益化できるノウハウが習得できれば、次の段階として、空き家物件を安値で購入し、レンタル物件として再生、副収入を得る不動産投資へとステップアップすることも可能だ。
■この記事の主な項目
●バケーションレンタルサイトの仕組み解説
●収益化しやすいセカンドハウスの特徴について
●系列化していくバケーションレンタルの業界構造
●Airbnbによるマイホームの収益化モデル
●バケーションレンタルによる空き家の再生モデル
●意外と身近な別荘オーナーの実像と投資利回りの考え方
●これからの課題と国内向けプラットフォーム開発の視点
●REIT(リート)を活用した不動産投資の仕組み
●空室を活用した時間制会議室とスモールオフィス賃貸ビジネス
●社内の余剰スペースを収益化するシェアオフィス仲介ビジネス
■この記事の完全レポート
・JNEWS LETTER 2014.12.23
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