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副業として行う国際せどり(輸出転売)と
ペイオニア決済
JNEWS会員配信日 2014/11/22

 アマゾンのeコマース事業は、米国、日本、欧州、中国、フランス、ドイツなど十数カ国で展開されており、各国のサイトで日本製品が販売されているが、それぞれ販売価格は異なっている。

たとえば、キャノンの一眼レフ用レンズ「Canon EF 70-300mm f/4-5.6L IS USM」は、日本のアマゾンでは 122,040円が最安値(2014年11月時点)だが、米アマゾンでは1,449ドルで販売されている。現在の為替レート(1ドル=117円)で換算すると、16.9万円相当になり、約4万円の価格差が生じていることになる。

そこで、セドリ副業者は、日本のアマゾンで調達したレンズを、米アマゾンのマーケットプレイスに最安値より若干安く出品することで、2〜3万円の差益を稼ぐことができる。

実際には、先に米アマゾンに出品情報を掲載して、注文が確定した時点で、日本のアマゾンから商品を購入、米国の注文者へ発送することで在庫リスクを抑えた日米間の転売ビジネスも行われている。

米アマゾンのマーケットプレイスで、出品者としてのアカウントを登録するには、米国の銀行口座が必要になるが、「Payoneer(ペイオニア)」を使えば、日本在住者でも現地の口座番号を持つことができる。そして、ペイオニアカードにより、日本の銀行にあるATM(マスターカード対応のもの)から資金を引き出すことが可能だ。

ペイオニアは、米国や欧州の銀行に主口座を持ち、その軒下に多数の子口座を作ることで、登録メンバーに対して、専用の銀行口座を割り当てる仕組みになっている。

しかし、アマゾン輸出の参入者が増えることにより、日米の価格差は次第に縮小してきていることから、セドリでは魅力的な収益を得られにくくなっている。そこで、アマゾン輸出の先人達は、新規の副業者向けに、支援ツールの開発やノウハウ書を販売することへと、ビジネスの軸足を移しはじめている。

この記事の主な項目
 ●アマゾン輸出による転売ビジネスの方法
 ●ペイオニア口座の欠点と米銀行口座の開設ノウハウ
 ●スモール貿易による売上金の流れ
 ●商品の国際発送と代行サービスの活用モデル
 ●アマゾンFBAを利用したグローバル販売
 ●急成長する海外へのeコマース進出支援サービス
 ●日本の内需を引き上げるアジア旅行者の買い物意欲と購買特性
 ●アマゾンのバックヤードを活用したショールームショップ開業法
 ●国境を意識しない海外起業の可能性と国際条約ネットワーク
 ●日本人が海外で起業するバーチャルカンパニーの設立ノウハウ
 ●中国eコマース市場の取引慣習と日本業者向け代行ビジネス

この記事の完全レポート
 ・JNEWS LETTER 2014.11.22
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