JNEWS会員配信日 2013/7/6
趣味の展示会や発表会、アマチュアバンドのコンサート、セミナーやワークショップ、アマチュアスポーツの大会など、ローカルなイベントは各所で開催されているが、それらもチケット制にすることで収益化が容易になる。
日本国内で使えるチケットシステムとして、イープラスよりも手続きが簡単で、低コストで利用できる選択肢としては「PeaTiX(ピーティックス)」がある。こちらは、イベントの参加者が、パソコンかスマートフォンからチケットを購入する方式で、パソコンの場合はチケットを印刷して会場へ持参、スマートフォンなら画面上のQRコードをスキャンアプリで読み取ることで受付の管理ができる。
チケット販売の手数料は、初期費用が無料で、チケット1枚の注文あたり70円+販売額の 2.9%となっている。たとえば、ガーデニングのワークショップを開催するようなケースで、3,000円のチケットを 10人が購入した時のチケット手数料は1,570円であり、それほど大きな負担にはならない。
■PeaTiX http://peatix.com/
イベントをチケット制にするということは、「参加申し込み=チケット購入」の時点で売上が確定することになり、イベント当日に欠席者が出ても収益面の影響は生じにくい。また、会場での決済作業が無くなるため、スタッフの人員を減らすことができ、イベントの採算性も向上する。
それにより、個人が週末に各種のイベントを開催して収入を稼ぐという副業モデルも成り立ちやすい。ただし、PeaTiXからイベント主催者へのチケット代金の払い出しは、イベントの終了後(5営業日以内)となるため、イベント当日の運営資金は事前に用意しておく必要がある。
《チケット制で運営できるイベント例》
- 同窓会
- 忘年会、新年会
- 結婚式、結婚式の二次会
- ネット仲間とのオフ会
- アマチュアのコンサート、スポーツ大会
- ビジネスの勉強会、異業種交流会
- 趣味、習い事の講習会、ワークショップ、展示会
- 街コン、婚活パーティ
- 料理教室、ワインの試飲会
- セミナー、講演会
リアルな会場や屋外で開催するイベントは多方面から考えることができるが、海外では、その集客から収益化までを支援するプラットフォーム多数登場している。ネット上のコミュニティから派生して、リアルな場で開催されるイベントの機会も増えてきているためだ。
●個人でも実現できるチケット販売委託の方法
●チケット制で収益化するイベント事業の視野
●リアルイベントを支援する集客〜決済プラットフォーム
●街コンを進化させた食事会イベントの運営方法
●家庭料理でゲストを招いた食事会の収益モデル
●寄付金を集めやすくするチケッティング・モデル
●プレミアムチケットの新しい売り方
●チケットのソーシャライズとアフィリエイト報酬について
●スポーツと食事会で仲間作りを支援するソーシャルビジネス
●ソーシャルな友達人脈を販路としたホームパーティビジネス
●貰う側の合理性を追求した米ギフト市場の再販・交換サービス
●音源からチケット販売へ転換する音楽業界のビジネスモデル
●ネットから離れてリアルな友人関係を生み出すオフ会市場
●高級サービスをウリにした隠れ家的商売と自宅店舗の採算
JNEWS LETTER 2013.7.6
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