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目減りするeコマースの利益率と
勝ち組ネット事業の対比
written in 2004/6/5

 近頃では企業買収が連日のように報じられている。現代では企業を買収することによって市場内のシェアを奪取する経営手法が、国内でも頻繁に行なわれるようになっている。本来、事業というのはゼロから立ち上げて顧客と売上を一歩ずつ積み上げていくものだが、ライバル間の競争が熾烈な業界では、何よりも成長のスピードが重視されるため、すでに事業を軌道に乗せている会社を買収することで、業界内のポジションを揺るぎないものにしてしまおうとする動きが盛んだ。

これは一部の上場企業だけにあてはまる話ではなく、中小企業レベルでも身近な話題になってきている。規模は小さくても“優良企業、有望企業”と評価されている会社はたくさん存在しているが、経営者が高齢で、引退した後の後継者が社内で見つからないような場合には、経営者が保有する株式をすべて他社に売却して事業存続の道を選ぶこともある。

またベンチャーキャピタルでは、有望なIT系企業に対して出資をして、株式上場するところまでを求めずに、資金力のある会社に事業をバイアウト(売却)させることでリターンを得るというビジネスモデルも視野に入れている。

一方、オンラインショップというのは小規模でやっている間は比較的に儲けやすいが、企業化を目指して規模を大きくしていくほどに、利益率が目減りしていくリスクのあることに気付くはずだ。もちろん商品の無在庫化など、なるべく有形の資産を持たない努力をすることでリスクを回避することもできるが、オンラインショップの成功像は必ずしも「会社(売上)を大きくすること」ではないという認識を持っておくことが肝要だろう。では、これからのオンラインショップがどんな方向を目指して行くべきかについて考えてみたい。
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この記事の核となる項目
 ●企業の価値を判断するための考え方
 ●買収の対象となる魅力的な事業とは…
 ●営業費用と設備投資への負荷でみる有望事業の特徴
 ●オンラインショップの価値を高める生き残り策
 ●ルイ・ヴィトンの経営から学ぶヒント
 ●成長とシェア率を重視するショップ間の提携戦略
 ●好不況の影響なく安定収益が得られるフィービジネスへの転換


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