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  終身型の生命保険は満期日まで保険料を払い続けると、保障を生涯受けられる利点がある反面、中途解約をすると、積み立てた保険料の返戻金が大幅減額される仕組みになっている。保険会社にとっては、中途解約者が多いほど儲かるカラクリになっている。
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中途解約で損をする生命保険のカラクリと
保険見直しサービス
JNEWS会員配信日 2016/6/10

 保険が他の商品と異なるのは、万が一に備えての“安心”を付加価値として売っていることだ。そのため、加入した保険を実際に使う機会が無くても、契約者が不満を言うことはない。さらに最近は、保険商品の内容が複雑化していることで、保険の損得が素人では判定しにくい。

《個人向け保険商品の販売内訳(平成27年)》

 ・終身保険……………3,151万件(157兆円)
 ・定期付終身保険……1,099万件(154兆円)
 ・利率変動型積立終身保険……707万件(91兆円)
 ・定期保険……………1,844万件(237兆円)
 ・変額保険……………163万件(11兆円)
 ・養老保険……………1,284万件(42兆円)
 ・医療保険……………3,194万件( 4兆円)
 ・ガン保険……………2,197万件( 2兆円)
 ・こども保険………… 665万件(14兆円)
 ・その他……………… 863万件(141兆円)
 ──────────────────────
 ※出所:生命保険協会

出所:生命保険加入実態調査(ライフネット生命)


保険は、宝くじと仕組みが似ていて、保険会社は損をしないように商品が設計されている。

最もシンプルな終身保険の場合、若い頃に加入して毎月払い続けた掛け金は、払込期間(例:30年後)が終了しても保障は生涯続き、死亡時に満額の保険金が支払われる。または、払込期間が終了した時点で解約をしても、積み立てた金額以上の返戻金があるため、契約者にとっては、貯蓄にも適した良心的な商品のようにみえる。

ところが、払込期間が終了する前に中途解約すると、返戻金が大幅に減額されてしまうことは、加入時にはほとんど説明されていない。たとえば、死亡時の保障額が 1,000万円の生命保険に35歳で加入、保険料の払込期間を65歳までに設定すると、毎月の掛け金は約2万円になるが、それを30年間継続して払い続けることは難しく、統計では、年間で6%の解約、掛け金の未払いによる失効がある。

《終身保険のシミュレーション例》

 ○35歳:終身生命保険(1,000万円)に加入(掛け金は毎月2万円)
 │
 │
 │(45歳で中途解約すると払込金額の70%しか返金されない)
 │
 ↓
 ○65歳:払込終了(払込総額720万円)
 │         →解約払い戻し(払込金額の100%以上)
 │
 │解約せずに保障を維持する場合
 ↓
 ○死亡時に1,000万円の保険金

最近の保険商品はさらに複雑で、終身保険と、掛け捨ての定期保険や医療保険などをセットにしたものが主流になっている。営業マンや保険ショップなどで相談をすると、求めている保障の内容と、収入に応じて、支払いに余裕のある掛け金を設定したお勧めプランが提示されるが、金融資産としての利回りなどは考慮せずに、彼らの手数料率が高い保険が組み込まれていることが多い。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です→記事一覧

JNEWS会員レポートの主な項目
 ●中途解約で損をする生命保険のカラクリ
 ●保険セールスの規制強化と保険比較サイトの問題点
 ●スモールビジネスに適した保険情報サイトの構築
 ●新たな保険商品への需要と関連ビジネス商機
 ●保険料と病気・事故のリスクを下げるソーシャル保険
 ●銀行店舗が無くなる日の到来、FinTechの台頭と金融業界の再編
 ●スポーツ団体と保険会社をクライアントにした安全ソリューション
 ●医療費の軽減を目的とした栄養カウンセリング事業への参入点
 ●8割が赤字に陥る健康保険組合の運営立て直しモデルの着眼点
 ●罰金と報酬で刺激するスポーツクラブのモチベーション向上策
 ●不安を商品として扱う専門家、リスクコンサルタントの実像

この記事の完全レポート
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