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  紹介サービスのウリ文句は、利用者側(消費者)は無料で適切な業者を紹介してもらえる点にあるわけだが、そこには死角が存在していて、実際には利用者が相応の金銭的負担を背負っていることはあまり知られていない。
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リベート構造に依存した無料紹介サービスの
死角と生き残り策
written in 2006/1/16

 サービス業の一つの形態として「無料紹介サービス」というビジネスモデルがある。その典型例としては、結婚式場の無料紹介センターなどがわかりやすい。紹介センターでは各ホテルや結婚式場の詳しい情報を把握しているために、結婚式を計画しているカップルにとっては、とりあえず相談してみることで効率的な式場探しができるというのがウリ。このような無料紹介センターは、全国各地に存在している。

結婚式場紹介センターは、利用者からは料金を一切徴収しない代わりに、結婚式場から成約時のリベート(紹介料)を徴収するビジネスモデルのため、利用者側にはデメリットのない便利なサービスのようにも思えるが、実際には大きな落とし穴が存在している。

《結婚式場紹介センターのビジネスモデル》

    結婚式場紹介センターのビジネスモデル
このタイプの無料紹介サービスは、利用者側の金銭的負担がないということもあり、結婚式場に限らず、様々な分野の紹介サービスへ応用が効く新規事業テーマとしての人気が高い。近年ではネット上で消費者と業者をマッチングすることが容易になっていることから、多数の無料紹介サービスが登場している。しかし業者からの紹介料のみを依存した収益構造でサービスを持続することは非常に難しい。その理由について検証した上で、利用者から料金を徴収する形でも成り立つ紹介サービスの仕組みを考えてみたい。
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この記事の核となる項目
 ●無料紹介サービス型ビジネスモデルの死角
 ●結婚式場紹介サービスにおけるリベート構造
 ●消費者が有料でも利用したい紹介サービスの特徴
 ●有料でも成り立つ名医紹介サービスの仕組み
 ●医療現場から学ぶセカンドオピニオンによる助言業務
 ●健康分野の権威と捉える医師の人材活用と紹介サービス
 ●凄腕ビジネスマンをヘッドハンティングする人材サーチ業
 ●人間関係の多様化が生み出す新たな出会いサービスの方向性


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