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個人投資家を熱くさせて 手堅く稼ぐ投資運用会社の収益構造 |
written in 2005/4/14
巷でよく聞かれる武勇伝として「株で大儲けをした」という話には枚挙にいとまがない。「ライブドア株が急騰した際には1億儲けた」といった類の話である。たしかに、一時的に株で大きな利益を得ることはあっても、その人が後にどうなったかまでは噂が伝わってこないもの。
株に限らず、現代では情報が入手しやすくなったお陰で様々な投資話が舞い込んでくる。しかもパソコン画面を数回クリックするだけで、数百万円、数千万円という単位の資金を個人でも簡単に動かすことが可能だ。投資をタイミングよく行なえば、あたかも上手に波乗りをするかのごとく、自分の資金を倍々で増やすことができるのではないかと真剣に考えている個人投資家も少なくない。
しかし“投資”で安定した利益を長期的に稼いでいる個人投資家は非常に少ない。株の世界でいえば、最近の十年間をトータルでみると継続的に儲けている投資家はわずか数パーセントの人達に過ぎない。しかも彼らは毎日のように株を売買するデイトレーダーではなく、株は年に一回売り買いするかどうか、といった長期保有を目的とした地味な投資家であることが多い。
近年の投資ブームの特徴は、短期で売買を繰り返す投機的な傾向が色濃くなっているが、それに熱くなると理論上は確実に損をしていくことになる。それは「投機=ギャンブル」の法則で考えるとわかりやすい。
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JNEWS LETTER 2005.4.14
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