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人材派遣を追い越して急成長する
業務請負会社の仕組みと実態
written in 2004/4/6

 雇用の流動化によって労働の形態が多様化しているのは周知の通りだが、そんな時代背景を追い風に急成長しているのが「業務請負会社」である。毎日新聞が2003年9月に行なった調査によれば、ハローワークに登録されている求人情報の中で業務請負会社が募集している案件は20%を超えているとのこと。人材を必要とする企業では、人件費削減を理由になるべく正社員を雇用せずに、アルバイト・パート社員や派遣社員を大量に採用してきたが、それでも尚、コスト削減を求めて業務請負会社を利用するようになってきている。

 業務請負会社の仕組みを理解するためには、まず企業の人材活用における効率化の策を把握しておく必要がある。ボーナスや各種福利厚生のコストがかかる正社員を削減して、(時間給×労働時間)で給与が算出されるアルバイト・パート社員を大量に採用することは既に多くの企業でおこなわれている。しかし大手のチェーンストアーなどではアルバイト・パート社員と並行して、人材派遣会社からも派遣社員を調達していることが多い。

企業が独自にアルバイト社員を採用するだけでなく、派遣社員も活用しているのは季節毎の人員調節をしやすいところに理由がある。百貨店や物流センターなどでは、お中元・お歳暮シーズンなどの繁忙期と、それ以外の閑散期とで仕事量が大きく異なるため、繁忙期のみに大量の人員を調達したい場合には人材派遣会社を利用するのが好都合なのだ。
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この記事の核となる項目
 ●アルバイト→派遣社員→業務請負会社と雇用形態が変化する流れ
 ●業務請負会社の仕組み、利点と問題点について
 ●業務請負会社とフリーターとの雇用契約とクライアント企業との関係
 ●工場の現場における外国人作業員派遣ビジネスのカラクリ
 ●自由を望むスペシャリスト達の就労形態と労働環境の地殻変動


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