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古紙回収業界の仕組みに学ぶゴミを
“金のなる木”に変える術
written in 2004/2/17

 環境問題への取り組みが熱心になる中で、日本ではゴミを捨てることが難しくなってきた。古くなった冷蔵庫を買い換える場合でも、新しい冷蔵庫の価格が3万円程度で買えるのに対して、古い冷蔵庫の回収・リサイクル費用には6千円も支払わなくてはならない。これならば買取り価格はタダでもリサイクルショプに引き取ってもうらうほうが得だと考える人は多いはずだ。リサイクルショップでは、このようにしてタダで仕入れた中古冷蔵庫をアジア地域に輸出することで利益を得ている。日本では古くなってゴミとして扱われる家電製品も、簡単な修理をすれば海外では立派な商品として流通させることができるわけだ。

《国内の中古製品が海外市場へ輸出される状況(年間推定値)》

 ・自動車……………100万台(20%)
 ・冷蔵庫…………… 36万台( 9%)
 ・洗濯機…………… 24万台( 6%)
 ・テレビ……………327万台(38%)
 ・エアコン………… 92万台(33%)
 ・電子レンジ……… 3万台( 3%)

 ※カッコ内は廃棄台数数に占める輸出量の割合
 ※出所:経済産業省調べ

廃棄されるゴミが“商品”として再生できる資源には様々な種類があるが、最も広く知られているのは「古紙」だろう。家庭から不要になった古新聞や古雑誌を回収してくれる古紙回収業者は以前から存在している。バブル崩壊後は古紙の取引価格が下落したことにより業界は深刻なダメージを受けたが、近頃では中国を中心としたアジア地域において、日本の古紙に対する需要が急拡大して再び盛り上がりを見せている。古紙回収業というと“ちり紙交換”のイメージが強いのだが、現代では環境ビジネスの一分野として地方自治体やNPO、企業などとの関わりを深めながらのリサイクル業へと転換している。古紙業界の中には、各地域から古紙を回収する業者と、それをまとめて買い上げる卸業者とが存在しているが、この仕組みは他の再生資源物にも応用が効くものである。


この記事の核となる項目
 ●回収ルートの確立と効率化が鍵となる再生資源回収
 ●古紙業界における古紙の回収〜販売ルートの解説
 ●誰もまだ目を付けていない有望な再生資源への着目
 ●家電リサイクル法で求められる廃棄製品の静脈物流システム
 ●改正リサイクル法が後押しするメーカー提携型中古ビジネス


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JNEWS LETTER 2004.2.17
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