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値崩れを防ぐための 在庫情報共有によるチェーン化と供給調整 |
written in 2003/11/14
「売れすぎて困る」という状態は、商売をよく知る業界関係者にとっては、素人が考える以上に深刻な問題となっている。昨今ではテレビ番組で“おすすめ商品”として紹介されたり、ネット上の掲示板等で口コミが広がることを発端として爆発的な売れ行きを示すことがよくある。これを短期的にみれば1ヶ月分に相当する売上が、たった一日で得られることもあり、一時的には収益が向上する。しかし“爆発的なブーム”であるほど、熱が冷めるのも早いもので、ブームが去った後には、商品が値崩れを起こした上に、まったく売れなくなってしまうこともある。
時流に沿った人気商品ばかりを短期のサイクルで扱うショップなら、この様なブームに乗った売り方も悪くないが、商品をじっくりと育てながら“ブランド化”していこうとするメーカーでは、消費者側の人気に同調することが逆に“商品を殺してしまう”ことにもつながるために、大量の注文に応じて大量の商品を供給してしまうことには神経質になっている。メーカーにとって、最も避けたいのは値崩れによって短期で商品寿命が尽きてしまうことなのだ。
●商品の人気化による値崩れのシナリオ
●マンション販売における供給調節の仕組み
・すべてを完売させる分譲マンションの売り方
・マンション業界に潜む儲けの仕組みと管理市場に向けた商機
●銘酒を育てるためのブランド戦略と供給調整
・銘酒久保田の流通構造とプレミア価値の理由
●国内eコマース市場の行く末を読む(次世代のオンライン販売戦略)
JNEWS LETTER 2003.11.14
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