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巨大物流を支える 共同配送センターの仕組みとセンターフィー問題 |
written in 2003/10/29
日常生活で必要なものは、コンビニへ行けばほとんどの商品が24時間中いつでも買える時代になった。その中でも特に近頃気付くのは弁当や総菜類の充実である。以前は“安くて便利”というだけの印象が強かったコンビニの食料品だが、最近では「こだわりの米を手で握ったおにぎり」や「手作りデザート」など、グルメな女性達にも支持される商品が多数揃えられている。現代のコンビニは、最も先進的で大規模な食品販売チェーンといっても過言ではない。
《セブンイレブン店舗における商品群別の売上比率》
●食品………………………………74.4%
・加工食品(31.0%)
・ファーストフード(30.5%)
・日配食品(12.9%)
●非食品……………………………25.6%
※1店舗の平均日販は67万5千円、粗利益率は30.9%
※出所:同社の平成16年2月期中間決算短信より
このように新鮮で豊富な商品が昼夜を問わずに全国数千店舗で欠品なく揃えられているのは、高度な物流体制による効果が大きい。その拠点となっているのがコンビニ各社が積極的な設備投資をしてきた「共同配送センター」で、そこからの一括物流体制が敷かれている。これからICタグが普及するようになり、各分野の商品物流で高度なサプライチェーン・マネジメント(SCM)が導入されるようになると言われているが、そのお手本として把握しておきたい仕組みが、このコンビニ業界の物流システムである。
●共同配送センターによる一括物流の仕組み
●コンビニ店舗に定期配送される一日の時刻表(例)
●小売チェーンと納入業者の力関係によるセンターフィー問題
●IT化された荷札・電子タグに期待される用途と新市場
●ICタグ(RFID)の普及が変革する商品流通と在庫管理の方向
JNEWS LETTER 2003.10.29
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