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少子化の影響を受けて変わる 卒業アルバムの業界と製作方法
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written in 2003/9/24
学生時代の想い出として生涯大切にされるものの一つに「卒業アルバム」があるが、少子化の影響によってその存在が危ぶまれている。中学や高校の卒業アルバムといえば、豪華な装丁が施された表紙に金文字で校名が刷り込まれ、ページの中では想い出に彩られた写真がカラー印刷されているというのが定番であるが、これだけの印刷物を製作するには相応の費用がかけられている。
卒業アルバムの作成にあたっては、アルバムの企画から、季節を通した学校行事の記録、個人写真の撮影、編集作業から校正、印刷製本と、ほぼ1年間を通して作業を進めることになる。そのためアルバムの製作費用は1校あたり数百万円規模の予算を組むことになるが、それを生徒数(卒業予定生徒)の数で割った金額が生徒一人あたりが負担するアルバム料金ということになる。仮に150名の卒業予定者がいる学校で、アルバムの製作費が 300万円かかれば、一人あたりの負担額は2万円という計算だ。
ほとんどの学校では修学旅行や卒業アルバムの費用は月々の積立金として生徒から徴収しているため「アルバムの価格」をあまり意識することはないが、実際には一人あたり1万円〜2万円程度の料金を負担している。
《卒業アルバム製作の年間スケジュール(例)》
・4月………………アルバムの企画、過去の資料収集の開始
・5月〜10月………主要学校行事の撮影
(修学旅行、部活動、運動会、文化祭など)
・10月………………個人写真、クラス写真の撮影
・11月………………アルバムの編集と校正
・12月………………最終原稿の完成
・1月〜2月………印刷と製本
・3月………………アルバムの完成、納品
●少子化の影響を受ける卒業アルバムの製作業者
●卒業アルバムを安く製作する工夫に生き残りをかける業者
●インターネットを活用した卒業アルバム製作の新しい流れ
●DVD普及が実現させるビデオグラファーという職業への着目
JNEWS LETTER 2003.9.24
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