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再構築が必要な時に差し掛かる
旅行業者のビジネスモデル
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written in 2003/9/9
旅行業界を取り巻く環境は、米国テロ事件以来の治安悪化とSARSの流行によって大幅に悪化している。海外旅行を専門に扱う旅行代理店では前年よりも50％近く売上が減少しているところも珍しくなく、もともと低い粗利で商売をしていた旅行社にとっては存続が危ぶまれるほどの事態に陥っている。
《平成15年６月分の旅行取扱高統計》
・海外旅行………… 894億1356万円（前年同月比 48.3％）
・国内旅行…………2575億6040万円（前年同月比105.0％）
※出所：主要旅行業者50社の旅行取扱状況速報（国土交通省）
旅行代理店が経営を悪化させている要因としては、社会情勢の影響だけでなく、近頃では一般の旅行者がインターネットで手軽に旅先の情報を入手できるようになったことも大きく影響している。
特に、ホームページから直接オンライン予約を受け付ける旅館やホテルが増えたり、先日、323億円で楽天への譲渡が決まった「旅の窓口」のようなオンライン旅行予約サイトの台頭は、これまでの旅行業者が担ってきた役割を奪う結果になっている。しかし独立希望者の中には、自分が旅行好きであることから、旅行業界に強い憧れを抱く人もまだ少なくない。そこで旅行業者のビジネスモデルを再検証してみたい。
●旅行の素材を仕入れて販売する手数料ビジネス
●旅行会社が素材を仕入れて旅行商品が出来上がる流れ
●旅行業者の採算性と付加価値戦略
●旅行会社の仲介手数料率の変動による収益の違い
●旅行会社が仕掛ける健康ウォークビジネス
●インターネットが旅行代理店を消滅させる懸念
JNEWS LETTER 2003.9.9
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