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意外と儲からない幹事代行サービスの 収益構造と問題点
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written in 2002.12.14
最近流行の起業テーマとして、宴会やイベントの幹事を代行するサービスを立ち上げようとする人が多い。いわゆる「パーティーサポート」といわれる業務で、その起源は、結婚式の二次会運営を代行、支援するサービスが1990年頃から国内で登場、全国的に広がっている。現在では会社の歓送迎会、忘年会、同窓会などの各種宴会の会場探しから予約、料理の手配までを代行するサービス内容へと発展している。
ビジネスマンや社会人が身近でおこなう宴会では、幹事の役割をする人は、日常の仕事の傍らで、ボランティア的に動いていることが大半であるため、宴会準備のために多くの時間を割くことができない。しかし、宴会が混み合うシーズンともなれば、参加人数に合った会場(飲食店)を探すことは手間のかかる作業だ。
そこで「幹事代行サービス業者」の相談窓口に電話またはメールをすれば、予算と人数、地理的条件に応じて最も適した宴会会場(居酒屋、レストラン、ホテル等)を紹介、予約手続きや、細かな会場側との打ち合わせを代行してもらえる。幹事代行業者はこれらの代行業務を利用者(宴会開催者)に対して無料で提供するが、宴会の会場側から飲食代金の10〜30%をバックマージンとして受け取ることを主な収益源としている。
これまで宴会の幹事役が抱えていた悩みを解消してくれるサービスとして、マスコミや新規事業の専門家からは「優れたビジネスモデル」と評価は高いものの、実際にサービスを立ち上げた現場の声を取材してみると「全然儲からない」という意外な反応が返ってくる。
●一般的な幹事代行サービスの仕組み
●人手がかかる会場手配の作業と採算性の比較
●幹事代行の事業計画と現実のビジネスの差異
・飲食店側からの反応
・飲食店が代行業者を通すことによるデメリット
●会場予約機能と連携したパーティポータルサイトの可能性
JNEWS LETTER 2002.12.14
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