大手のメーカー企業は、本社の社員が生産工場を定期的に視察して品質監査などを行っているが、コロナ禍では出張をできるだけ控える必要があるため、リモートによる工場視察が行われるようになっている。 (JNEWSについてトップページ
リアル出張に代わる製造業向けVR工場視察プラットフォーム

JNEWS
2021/3/31

 デスクワークの職種ではリモートワークの普及が進んでいるが、製造業の分野でもリモートワークのニーズは高まっている。大手のメーカー企業は、本社の社員が国内各地や海外の生産工場を定期的に視察して、製造工程の改善点を探ったり、製品品質の監査などを行っているが、コロナ禍では出張をできるだけ控える必要があるため、リモートによる工場視察が行われるようになっている。

NEWJI株式会社が、2020年10月から立ち上げているオンライン工場視察プラットフォームの「NEWJI VR」は、工場の現地に設置した4K対応の360度カメラと、本社オフィスとをオンライン接続して、生産現場の様子をリモート視察することができる。

リモート視察の方法には、PC画面でマウスを動かしながら、工場全体を見渡したり、製品の表面処理や傷などをチェックできる「360度+接写モード」と、VRヘッドセットを装着して、任意の方向から工場内部を確認する「VRヘッドマウントディスプレイモード」の2種類がある。また、工場のライブ映像を画面共有しながら、大人数のWeb会議を行うことにも対応している。

360度+接写モード

VRヘッドマウントディスプレイモード

「NEWJI VR」はサービスの開始から5ヶ月で120社以上の問い合わせ実績があり、その8割は、国内各地や海外に生産拠点を持つ上場企業となっている。NEWJI VRの利用体系は、ライブ配信機材と配信アプリがセットになった年間ライセンス料(55万円)と、オンライン視察の時間数によって利用料が従量課金される仕組み(PROプランで25,020円/3時間)になっている。PROプラン以上のコースでは、全世界にある工場を対象にオンライン視察を行えるため、リアルな出張にかかる費用を大幅に軽減することができる。

NEWJI VR

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