「ascure卒煙プログラム」は、企業の健康保険組合向けに提供されている禁煙をサポートするモバイルアプリ。一般用医薬品として購入できるニコチンパッチを使いながら、ビデオ通話を通して薬剤師や看護師の有資格者が禁煙のサポートをしていく。
企業健康組合向けに禁煙をサポートするモバイルアプリ

2018/5/31

 法人向けモバイルヘルスプログラムを開発する株式会社キュア・アップ(東京都中央区)では、禁煙を目指している人をスマホアプリからサポートする「ascure卒煙プログラム」を、企業の健康保険組合向けに提供している。

従来の禁煙治療は、禁煙外来のある病院を受診して、飲み薬と貼り薬の処方を受けながら、3ヶ月間で5回の診察を受けることが基本になっている。しかし、日中は忙しく働くビジネスパーソンにとって、通院の時間を作る負担は大きく、通院と通院の期間が空いてしまうことが、禁煙を成功させる上でのネックになっている。

それに対して、「ascure卒煙プログラム」は、一般用医薬品として購入できるニコチンパッチを使いながら、薬剤師や看護師の資格を持つ禁煙指導員がビデオ通話によるサポートを6ヶ月間行うため、なかなか通院ができない人でも禁煙のチャレンジしやすくなる。


また、アプリの中には、家族に自分の禁煙への取り組み状況をシェアできる機能を実装することで、禁煙の成功率を高めている。キュア・アップ社が35~55歳の禁煙経験者を対象に行ったアンケート調査では、禁煙を決意したきっかけは、「家族のため」という回答が最も多い。

企業の健康保険組合では、このような禁煙プログラムを社内向けに提供することにより、従業員の健康状況が改善されて、医療費の負担を下げられるメリットがある。法人従業員向けの健康改善サービスは、米国では禁煙の他にも、ダイエット、糖尿病予備群の体調管理などで、多様なプログラムが開発されており、健康数値の改善がみられる場合には、賞金や賞金などのインセンティブを支給しているケースもある。

ascure卒煙プログラム

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