静岡県西伊豆町は、地元の漁業資源を育てる目的で稚貝・稚魚の放流事業を、ふるさと納税とクラウドファンディングを融合させた仕組みで資金調達を実施。ふるさと納税の新たな方法性を示した事例。
ふるさと納税+クラウドファンディングによる稚魚放流事業

2017/10/16

静岡県西伊豆町と「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンクでは、ふるさと納税とクラウドファンディングを連携させた方式(ガバメントクラウドファンディング)を考案して、アワビやヒラメの稚貝、稚魚を放流する事業への資金調達を2017年10月13日から80日の期間で行っている。

ふるさと納税については、寄付に対する返戻品の競争が地方自治体間で過熱していることから、総務省でも制度本来の趣旨を見直す旨の通達が出ている。そこで、西伊豆町では、寄附金の使い道を明確にする方法として、資金の用途を示した上で賛同者を集められるクラウドファンディングと、ふるさと納税を融合させたプロジェクトを立ち上げた。

西伊豆町は、カツオやマグロの遠洋漁業の基地として栄える港町として有名だが、少子高齢化や時代の流れと共に漁業の衰退が進み、現在の西伊豆町は観光に特化した産業形態となっている。今後も若者が町に住み続けられる地域の環境、町の特色を生かした産業育成の観点から、漁業の維持は大変重要な課題となっている。そこで今回は、稚貝・稚魚の放流事業に使うための資金を、ふるさと納税としてクラウドで募集することにした。


プロジェクトに賛同してくれた寄付者に対しては、現地の料理店や宿泊施設で使える「西伊豆町ふるさと納税感謝券(5,000円の寄付)」、地元で獲れた魚を詰め合わせた「干物の詰め合わせ(10,000円の寄付)」、「金目鯛しゃぶしゃぶセット(10,000円の寄付)」、「西伊豆の大サザエ(10,000円の寄付)」などが返礼品として用意されている。

ふるさと納税による資金調達の場を提供している「ふるさとチョイス」は、2012年9月から主に自治体向けのサービスを提供し、2017年10月時点の自治体契約数は1,270団体。一方、寄付をする、ふるさと納税者の会員数は174万人を超えている。

西伊豆の漁業を元気にしたい!応援プロジェクト(稚貝や稚魚の放流事業)


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