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2016年4月4日

スマホアプリから分単位で賃借が可能な駐車場シェアリングサービス

株式会社シード(名古屋市)では、分単位での賃借を実現した駐車場シェアリングサービス「スマートパーキング」を2016年4月から開始した。専用のスマホアプリによって、遊休地を駐車場として貸したいオーナーと、目的地付近で空いている駐車スペースを探しているドラーバーとをマッチングして、入庫、出庫・料金決済の管理までをすることができる。


 

スペースの貸し手となるオーナーは、コインパーキングのような設備コストを一切かける必要がないため、小売店舗、レストラン、スーパーなどの来客用駐車場で余っているスペースや、一般家庭の庭先やガレージなども、時間貸しの駐車場として収益化することができる。

●スマートパーキング・アプリの機能
1)近くの空き駐車場を検索して、駐車場までナビゲーションする。
2)入庫処理はスマートフォンを専用カラーコーンにかざす。
3)入庫から出庫までリアルタイムで駐車料金がわかる。
4)出庫処理もスマートフォンを専用カラーコーンかざすのみ。
5)支払はクレジット決済。カード情報は初回利用時に登録する。

日本国内では、駐車場のシェアリングサービスに数社が参入しているが、いずれも1日単位で駐車場を賃借をする仕組みになっている。それに対して、「スマートパーキング」は、分単位で駐車時間と料金が管理されるため、ドライバーはコインーパーキングのように短時間の利用が可能。スペースのオーナーにとっては、1日に何度も同じスペースを貸して収益性を高めることができる。現在は、名古屋市内を中心に、スマートパーキング対応の駐車スペースを増やしており、今後は全国に拡大していく予定。

株式会社シードを起業した吉川幸孝氏は、父親が駐車場運営の仕事をしていたことから、学生時代から駐車場業界の知識を身につけてきた。その中で、駐車場には高額の設備投資が必要なことに疑問を抱き、スマホアプリで車の入庫・出庫管理ができる仕組みを開発した。これにより、駐車場オーナーは、設備投資と人件費の負担を大幅に軽減して、従来よりも安い料金でスペースを提供できるようになる。

●スマートパーキング
  http://smart-parking.jp/

●関連:コインパーキングからパーキングアプリへ変わる駐車場ビジネス




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