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2016年3月4日

安全性と撮影性能を両立させたYuneecドローンの日本発売

株式会社SDC(東京都墨田区)は、中国のドローンメーカー Yuneecが開発した撮影用ドローン「Typhoon(タイフーン) Q500 4K」の日本市場向け発売を2016年3月から開始した。Yuneec(ユニーク)社は、2015年に米Intel社から6,000万ドルの出資を受けた、世界シェア4位のドローンメーカー。SDC社は、日本市場向けの正式な販売代理店契約を結んでいる。



 

今回発売するドローン「Typhoon Q500 4K」は、日本国内で求められる安全面に配慮されており、機体に内蔵されたGPSにより、法律で定められている、飛行エリアを超える飛行を制限するように設定できるのが特徴。具体的には、空港付近や地上から400フィート(121.92m)以上の飛行を制限。操縦者の位置から300フィート(91m)よりも遠くへ行けないような設定も可能。また、操縦者の安全確保のため、操縦者を中心に26フィート(8m)の範囲内では離着陸できないよう設定されている。

空撮機能では、どんな飛行状況でもカメラを水平に保ちながら、安定したた4K動画を撮影することができる。映像通信に5.8GHzの周波数帯を使っているため、無線局の開局が必要になるが、SDC社が申請手続きについてのサポートも行う。Typhoon Q500 4Kの価格は 165,000円(税抜)。

企業や団体が、業務として利用するドローンには、墜落や暴走をさせない安全性や、日本の法律への準拠が求められるが、海外から並行輸入された製品の中には、日本には合わない規格の機体もあり、正式輸入ルートによって販売されるドローンへの需要は高くなることが見込まれている。

●Typhoon Q500 4K(販路はインターネット直販)
  https://www.skylinkgarage.com/typhoonQ500-4K/index.php

●関連:商用ドローン実用化に向けたラジコンヘリ開発ベンチャー動向




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