民泊物件に特化した不動産物件を紹介する「民泊物件.com」では、家賃保証事業を行う新日本信用保証株式会社との提携により、民泊物件専用の家賃債務保証サービスを提供することを発表した。
家賃債務保証は、「連帯保証人がいない借主」と「家賃滞納リスクを無くしたい貸主」にとって有効な仕組みだが、民泊目的の賃貸契約では、家賃債務の保証が認められないのが通例で、物件を借りる際には連帯保証人を立てる必要があった。そのため、民泊を目的とする借主の中では、保証審査を通すために一般賃貸だと偽り契約を行うケースも水面下では増えていた。
これらの状況を踏まえ、民泊物件.comを運営する株式会社スペースエージェントと、家賃債務保証を行う新日本信用保証は、国内初となる民泊専用の家賃債務保証サービスを提供することとなった。
家賃債務保証サービスを利用することで、民泊事業主(借主)は連帯保証人を立てずに、民泊物件.comに掲載される物件の契約が行えるようになり、個人でも複数の物件を契約して収益機会を増やすことも容易になる。
一方、物件大家の立場では、連帯保証人がいない民泊事業主に対して、家賃滞納のリスクをクリアーにし賃貸契約を結ぶことが可能となり、所有している物件の稼働率を高めることができる。
●民泊物件.com
●新日本信用保証株式会社
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