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米MLBが導入する
公式グッズの本物認証システムと識別番号
JNEWS会員配信日 2014/10/7

プレミア価値が付くようなコレクターグッズは、ネットオークションでも頻繁に売買されているが、その中には“偽物”も多く含まれている。具体例として、メジャーリーグの人気選手がサインしたボールなどは、オークションで購入することのリスクが大きい。

1990年代に行われた、FBI(米連邦捜査局)の調査では、コレクター市場で流通しているサインボールの5割以上が偽物と推定されたことから、メジャーリーグ機構(MLB)に対して、偽物からファンを守るための対策が求められるようになった。

そこで、2000年代からMLBが導入しはじめたのが、ボール、ベースボールカード、選手のサイン入り写真など、すべての公式MLBグッズに“本物”であることの認証シールを貼り付けるシステムである。

メジャーリーグの選手が、試合で使用したボールやユニホーム、その他の記念品などにサインする時には、機構側が派遣した認証者がすべて立ち会い、本当にサインされたものであることを確認。その上で、個体識別番号の付いた特殊なホログラムシールを張り付け、機構側のデータベースに、サインされた日時と場所、認証者、グッズ名をバーコード入力する。

また、2000本安打、100号本塁打、サヨナラホームランなどの記念ボールも、観客席に入ったものでなければ、全てを回収する。認証者が、誰がどの場面で打ったもので、どのような記録のボールかを確認した上で、個体識別番号の認証シールを貼る。

これらの、認証シール付きのグッズは、機構から球団の販売部へ渡されて、球場内やネットのショップで公式商品として販売されて、球団の収益源になっている。

この認証プログラムは、10年ほど前から、メジャーリーグすべての球団に導入されており、ボールやユニホームの他にも、選手が愛用していた帽子やゴーグル、折れたバット、球団クラブハウスの備品などにも識別番号が付けられて、現在までに 500万アイテム以上が、MLB公式グッズとして認証されている。

これらのグッズを、球団からの直販に限らず、ネットオークション、コレクターショップ、個人売買など、二次的なルートから購入したファンでも、MLBの公式サイト内にある「MLB authentication」のコーナーにアクセスして、シールの識別番号を入力することで、本物であることの確認をすることができる。

■MLB authentication
  http://mlb.mlb.com/mlb/authentication/
■MLB認証プログラムの解説映像
  http://youtu.be/CpkjHX2ajUw

この記事の主な項目
 ●米MLBが導入する公式グッズの認証制度
 ●野球カードの資産価値を高める鑑定業者のビジネスモデル
 ●硬貨コレクション市場から派生する鑑定ビジネス
 ●メーカーが求める偽装防止の新技術
 ●シリアル番号の刻印とトレーサビリティ
 ●盗品を探し出すシリアル番号データベースの仕組み
 ●中古品の資産価値を上昇させるオークションハウスの運営手法
 ●オリーブオイルのランク偽装と食用油マーケットに潜む危険
 ●動産換金市場で活躍する鑑定士とオークショニアの専門職
 ● 趣味と実益を兼ねたコレクションへの投資による資産の築き方

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JNEWS LETTER 2014.10.7
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