知的財産ビジネス事例集
  
Top > 知的財産ビジネス事例集
   
JNEWS LETTER
2週間無料体験購読
配信先メールアドレス

RDF

Google

WWW を検索
JNEWS.com を検索
日本人の購買心理を手玉にとる
ライセンスブランド商法のカラクリ
written in 2002/7/9

 日本人がブランド好きであることは周知の通り。有名ブランド品に対する人気は景気が低迷する近年でも、バブル期の頃と比較して衰えてはいない。たとえ同品質の商品であったとしても、有名ブランドのロゴが入っているものと、いないものとでは価格に差があったとしても、売れ行きが良いのは有名ブランド品のほうである。これは女性用のバックや洋服に限らず、子供〜紳士向けの商品まであらゆる分野に共通した傾向である。

中小企業が自社製品を販売しようとする場合に悩むのが、この“ブランド力”の欠如である。たとえ品質的には良くても、知名度が低い中小メーカーの商品を消費者は好んで買おうとはしない。そこで各社ともに自社ブランドを育成したいと考えているが、そのためには膨大なマーケティング費用と長い時間がかかる。それでも海外ブランドの知名度と人気を超すことは難しい。

ならば自社ブランド育成の道をあきらめ“ブランド名”を購入しようとする目先の利いた企業もある。いわゆる“海外ブランド品”といわれている商品の中には、実際には海外のメーカー工場から輸入されているのではなく、日本国内の提携メーカーが国内消費者向けに生産している商品も少なくない。これは「ライセンスブランド」といわれる商品で、もちろん偽物ではない。
知的財産ビジネス事例集一覧へ

この記事の核となる項目
 ●日本メーカーのライセンスブランド商法の仕組み
 ●国内靴業界におけるライセンスブランドの歴史
 ●タオル業界のライセンス商法による隆盛と衰退


この記事の完全情報はこちらへ
JNEWS LETTER 2002.7.9
※アクセスには正式登録後のID、PASSWORDが必要です。