「仕事は楽しくなくていけない」という価値観から、本業+自分が楽しめる副業にチャレンジする「サイドハッスル」というムーブメントが、米国の20代~30代の若者層か起きている。彼らのライフスタイルからは、日本の中高年者が学べる点も多い。
若年層から広がるパラレルキャリア/サイドハッスル

JNEWS会員配信日 2017/2/17

 サラリーマンの他に、もう一つの副業を持つワークスタイルは、政府が推進する「働き方改革」のテーマとしても掲げられるようになっている。それに伴い、企業は、就業規則の中で定めてきた「副業・兼業の禁止」という項目を「原則として容認」という方針へ転換する動きが加速していくだろう。

「複数の仕事を持つこと」が、労働者の正当な権利となれば、サラリーマンの人生プランも変化していくことになる。背景には、終身雇用の崩壊、年金財源の不足などで、これまでのように、一つの会社に収入源を依存して、老後の保障までを受けることが厳しくなってきたことがある。

また、年収格差の問題も深刻だ。家事や育児でフルタイムの勤務が難しい女性の平均年収は、男性のおよそ半分しかないし、男性の中でも 年収500万円以下の層が6割を占めるようになっている。いまの時代は、大企業に勤めれば年功序列で、エスカレーター式に年収が上がっていく青写真は描けない。

○男性の平均年収……521万円
○女性の平均年収……276万円

こうした時代の変化により、複数の仕事を持つことにより、人生設計を立てていくスタイルは「パラレルキャリア」として注目されている。しかし、1日は24時間、1週間は7日しかなく、2つの仕事を掛け持ちして働くことには体力的な限界がある無理をすれば体を壊してしまうし、手軽なアルバイトをするだけでは、将来の成功には結び付きにくい。

そこでパラレルキャリアを成功させるには、本業と副業の組み合わせ方が重要になる。副業を始めれば、1週間の大半を仕事に費やすことになるため、副業は良い意味で「楽な働き方であること」や、「自分が好きな仕事」でなければ続かない。逆に、自分の趣味や得意分野を“2番目の仕事”にできれば、人生は豊かなものになる。

パラレルキャリアの発想は、経済学者のピーター・ドラッカー氏が著書の中で提唱してきたものだが、近年では、ネットを通じて多様な副業ができるようになったことから、米国では20代、30代の若い世代がパラレルキャリアを目指す「サイド・ハッスル(Side hustle)」というムーブメントが起きている。ハッスルは“お金を稼ぐ”という意味のスラングだ。

彼らは、リーマンショック以降の不況で、就職難を経験していたり、多額の学生ローンを抱えて社会人になった世代である。そのため、一つの会社に依存することのリスクを肌で知っており、収入源は分散して築いたほうが賢いと考えている。
加えて、「仕事は楽しくなくてはいけない」という価値観も併せ持っているのが特徴である。


※日用大工など趣味のDIYを収益化することは副業テーマとして人気が高い。

サイドハッスルの副業ネタは、本業に関連した知識やスキルを高められるものや、好きな趣味を収益化できるもの、在宅で行えるオンラインビジネスなど、幅広い分野で考え、実行されている。多額の資金を投じる副業でなければ、失敗しても傷は浅く、生活に困ることもない。そうした、柔軟な発想と行動力からは、定年後の生き方を模索している中高年者が見習うべき点も多い。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。正式会員の登録をすることで詳細レポートにアクセスすることができます記事一覧 / JNEWSについて

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・サイドハッスルとメルカリ成功の接点
・女性を対象にしたサイドハッスル市場の捉え方
・専業主婦が手掛けやすいサイドハッスルの仕事
・企業が大学教員から学ぶ副業ルールの作り方
・公務員が合法的に行える副業の特徴
・労働者の賃上げ闘争と副業容認の妥協点
・副業によるパラレルキャリア形成
・働き方改革で浮上する在宅勤務のノウハウ開拓
・ミレニアル世代がリーダー役となるワークスタイル変革
・ゆとり世代の仕事の価値観と高年収を稼げるリモートワーク
・会社を辞めずに実行する副業の進め方と事業テーマ

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JNEWS LETTER 2017.2.17
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